昨日借りて来た『バレエ・ヒストリー』ですが、期待以上に面白いです\(^o^)/



絵画や写真がたくさんでビジュアル面で楽しいのはもちろんだけど、文章が柔らかくて読みやすくて、面白いエピソードが盛りだくさんです。


例えば、マリー・タリオリーニとそのライバルであるファニー・エルスラーにまつわる話では、

「この2人の人気はすさまじく、ある時は舞台が終わって、楽屋から出てきたダンサー専用の馬車の馬が外されており、ファンたちが自分で曳いて帰ると自宅まで送り続けたとか、彼女たちが使ったトゥ・シューズでシャンパンを飲むのが最高の栄誉だったとか、」

当時のタリオリーニたちの人気がいかに凄いものであったのかよくわかって、とても興味深いです。


日本での最初のトゥ・シューズは、銀座ヨシノヤの扱いで、1円50銭であったことや、バレエ・リュスに正式名がなかった理由など、著者がバレエが大好きで、「こんな話もあるのよ、聞いて!聞いて!」と本の向こうからお喋りをしてくださっているかのようで、楽しい気分になります。


著者の芳賀直子さんは、舞踊研究家で、執筆のほか、講演や展覧会監修も多くされているそうです。

私が見逃して残念に思っている京都国際マンガミュージアムの「バレエ・マンガ~永遠なる美しさ」展もこの方の監修だったのですね( ̄O ̄)


他にも面白そうなタイトルの著書を見つけたので、読みたいと思います。


昨日、またすぐ『バレエ大図鑑』を予約しました。

予約待ちをされていた方が延長できるように、1ヶ月待とうかと思ったのだけど、待っている間にさらに違う予約が入ったり、他の図書館からの横断予約だったら更に遅くなるし、

ということで、見知らぬ方に「ごめんなさい」と詫びながら予約させてもらいました。

でも、借りた時点で延長できないと認識できている方が、期限前日にわかるより効率的に読めていいと思うんですよね(^^ゞ