「ドイツを舞台に活躍するダンサーたちが、お気に入りのパートナーと、お気に入りの作品を披露する、親密さを感じさせるような作品集。」
マラーホフとヴィシニョーワが私服で登場して、「マノン」を踊った時のことを語り合っています。
「リハーサルもしなかったよね」
マラーホフの一言に、えっ?と驚かされました。
そのくらい息が合っているパートナーということなのかと期待が高まります。
マラーホフの声に重なるように、「寝室のパ・ド・ドゥ」 が始まります。
じゃれあう様子が可愛くて、だんだん熱情が迸るような踊りに変わっていきます。
サラ・ラム&ムンタギロフで観た時は、リフトが見事で息が詰まるような美しいパ・ド・ドゥでしたが、この二人は、若さと愛があふれるエネルギッシュな情熱を感じました。
マラーホフは、柔らかくてしなやかなアラベスクなどに目が吸い寄せられました。
