ミラノ・スカラ座バレエ団の「こうもり」が届きました。

「シャンパンの泡がはじけるような軽やかで小粋な大人のバレエで魅せます」
の謳い文句どおりの、お洒落な作品でした(///∇///)
主役は、倦怠期の夫婦というバレエに珍しい設定です。
大人の恋が、パリのレビューを思わせる舞台を中心に展開されます。
ストーリーの面白さもさることながら、バレエとしても、とても素敵な作品です。
妻ベラ役のフェリが登場するたびに、衣装に惹き付けられ、その美しい身体に目を奪われます。
カフェで脚線美もあらわに妖艶に登場したフェリ。
ここからフェリしか見えなくなってしまいました(^o^;)
美しい脚から作られる完璧な4番ポジションから5番ポジション、パッセの形など、どんどん目が脚だけを追いかけていました。
ハッと気づいたら、その場面が終わっていました。また改めて、観直します(^w^)
留置場の場面では、ベージュのレオタードで登場したフェリ。
ミューズという言葉が浮かんで来るような美しさでした。
パ・ド・ドゥなのだけど、夫ヨハンが黒色の衣装で背景も黒なので、フェリの肢体が浮かび上がって幻想的でした。
ヨハン役のマッシモ・ムルは、初めて見たのですが、長身で細身の美しいダンサーです。
こうもりになって夜空を飛ぶシーンで浮かび上がるシルエットが、とてもきれいでした。
ウルニック役のルイジ・ボニーノは、この狂言回しの役がぴったりです。
チャップリンにしか見えない!
プティが彼のために「ダンシング・チャップリン」を創作したそうなので、また観てみたいです。
いろいろなダンスが次々に繰り広げられて、とても楽しかったです。
チャルダッシュの振付は、これ踊りたい!と思いました。
カーテンコールの最後に、ローラン・プティが登場するのも、嬉しい驚きでした。
とても素晴らしい作品を紹介してくださった「ちみたん」に、心から感謝しています。
脳内でまだフェリが踊っていて、眠れそうにありません。
