新国立劇場の無観客ライブ配信「コッペリア」を観ました\(^o^)/



非常事態宣言による公演中止からの無観客ライブ配信の決定の早さは、大英断だと思います。
しかも1回だけでなく、キャストの異なる4公演の配信。
この決定に至る裏側ドキュメンタリーを見てみたい!

本日は、米沢唯さん・井澤駿さん・中島駿野さんの回でした。


「コッペリア」は、マチュー・ガニオ主演のパリオペラ座バレエ学校のDVDしか観たことがなかったので、ローラン・プティ版を一度ぜひ観たいと思っていました。

初めて観るプティ版は、お洒落で小粋な現代的な振り付けで、肩をくるっと回したり、腰を振ったり、コケティッシュな動きが印象的でした。

コッペリウスの踊りも、ちょっとチャップリンを連想させるような軽みとユーモアがあって楽しいものでした。
プティご本人が踊ったこともあるそうですね。

コッペリア人形は、読書をする静かな少女ではなく、黒色の衣装に扇子で小悪魔的な雰囲気でした。

「コッペリア」のストーリーは、スワニルダとフランツの若さゆえの残酷さが苦い後味を残すので、もともとあまり好きではないのですが、プティ版は、最後のコッペリウスの哀れさがさらに強調されたものでした。

まあバレエ作品は、どれもストーリーに視点を当てると酷いものが多いのですが(^o^;)

公演は後3回、違うキャストで楽しめるので、時間をできるだけ作って、少しずつでもいいから観たいと思っています。
こういう楽しみ方は、地方にいるとなかなかできないので、新国立劇場の豪気な心意気にひたすら感謝しています(〃∇〃)