「大家さんと僕 これから」を読みました。
と矢部さんが語られているように、大家さんがご自身の好きなものを大切にゆったりと楽しく過ごされている様子に癒されました。
本作では、執筆中に大家さんがお亡くなりになったことを知っていたので、少しずつ衰えていく姿を寂しく思いながら読んでいました。
大家さんの語られる戦争は、悲惨さや反戦を強く訴えるものではないけれど、日常生活の中に戦争があって、否応なしに共存しないといけなかった時代だったんだということを考えさせられます。
話が変わりますが、今日、TVで「おしん」の総集編を見ました。
朝ドラでリアルタイムでしていた時期には見ていなかったのですが、大きな話題となったドラマであり、子役時代の場面が繰り返し放送されていたので、なんとなくストーリーは知っていました。
家事を合間にしながらの飛び飛びですが、初めて「おしん」の一代記を見ました。
放映されていた当時、記録的な好視聴率だったと聞いていますが、もし私が朝ドラとして見ていたら、多分途中で見るのをやめていただろうと思いました。
それは、おしんの生き方が、辛くてしんどいものだったからです。
生活の苦労ということだけでなく、ずっと張り詰めている姿を見ているのは重かったです。
大家さんのように、肩の力を抜いたしんどくない生き方をしたいと思います。


