「曲水の宴」が雅でしたね!

初めて知ったのですが、

水の流れのある庭園などで詩歌をつくり、水鳥の形を模した羽觴(うしょう)に乗った盃(さかずき)を巡らす宴(うたげ)

だそうです。



雨に降られて一時中断になり、道長達が久しぶりに男子会トークをしていました。


源俊賢が

「なんで光る君を、源氏にしたのだ?」

とまひろに尋ね、

「臣下の籍に降ろされた亡き父高明を思い出した。」

と語っていました。

源高明は、醍醐天皇の第十皇子で、源姓を与えられて臣籍降下しており、光源氏のモデルの一人と言われています。


藤原道長、在原業平、源融など、光源氏のモデルと言われている人物は多数存在するので、特定の一人というわけではなく、いろいろな人物の経歴やエピソードなどを参考にして創作したのかと思われます。


ドラマのように、『源氏物語』を読んで、自分のことかと思ったり、知っている人の顔を思い浮かべた人達がたくさんいたことでしょう。


男子会トークをする道長を見て、彰子は父の笑顔に戸惑っていました。

まひろは、

「殿御はみな、可愛いものでございます」

と話し、彰子の「帝も?」という問いかけに

「帝も殿御におわします。」

と答えていました。

この会話が彰子の「目覚め」となり、次週予告のセリフにつながっていくのですね!


そう言えば、惟規がほのめかしていた斎院の中将との恋も次週描かれるようなので楽しみです。


道長から贈られた扇を見ていたまひろは、

雀の子を犬君が逃がしつる。伏籠の中に籠めたりつるものを

と「若紫」を書き始めます。


ドラマの中の「若紫と光源氏」は、こうであったかもしれない「まひろと道長」なのですね。