第174回芥川賞・直木賞の候補作が発表になりました。


10人のうち初ノミネートの作家が8人もいました。

個人的に大きな衝撃を受けたのは、候補作家を一人も知らないことでした。
候補作を1冊も読んだことがないというのはあったかと思いますが、作家を知らないというのは、賞の存在を知ってからは初めてです。

毎日のように書店に立ち寄っていた頃と違って、確かに訪れる回数は激減しています。それでも行った時には新刊と話題書コーナーは必ずチェックしているのに、単行本化されていない芥川賞候補はともかくとして、直木賞候補作家を知らないことはショックでした。

2025年7月の第173回芥川賞・直木賞の選考では、1998年以来27年ぶりに芥川賞・直木賞ともに「該当作なし」という結果となりました。

厳しい選考は、賞の権威を高めたのか、出版不況に悩む業界に過酷だったのか、いろいろな意見があるようです。

いずれにしても、良い小説がどんどん世に出ることを願っています。