さて、最近の息子たち

ガクはあいかわらず
何の変化もない生活を
送っています

たまに私と休みが合うと
家に来て、ソレから
古着屋巡りに付き合わされたり
ドライブに出かけてます

そしてウタもあいかわらず
ヒマだと顔を出してくれます

けど、この間もコロナに罹ったり、
彼女と別れたり忙しい

こんなに女々しかったっけ?って
思わず言ってしまった

ホンキの恋愛が出来ただけでも
彼女に感謝しなさい!』
なんて、カッケー事も言ってみた

一生分の恋なんて早々
出来ないからね






さて、考え出したら止まらない

高校入学と同時くらいに
付き合い始めた4歳年上の大学生

キッカケは友達のお兄ちゃんの
友達で顔馴染みになったから

帰る方向が途中の渋谷まで
一緒だった事から何気なく
友達を通さずに2人で会うように

でも、初体験を済ませたものの、
何の感激もなく、コンなものか…
って感じでどこが好きなのか、
答え合わせをするようになった

たしかに背の高い、自分より
10センチ以上大きくて
見映えするんだよなぁ

血筋なのか、母も父との結婚を
決意したポイントはお見合い
相手の中で一番、長身だったから

ソレを聞いた時に、そんなんで
イイのか⁉︎って思ったんだけどなぁ

私も母と大して変わらない

優しいは優しいよね、年上だから
多少のわがままも聞いてくれる

小金持ちのご子息だから、
デートの費用は出してもらえる

この頃、流行っていたミハマの
靴をプレゼントされたけれど、
コレだったら普通のローファーが
欲しかった…などとトンでもない
脳内をしていた

今となれば優良物件だとは
思うんだけどその頃の私は
ピンとこなかったんだな

ホントに普通の大学生の兄ちゃん
だったんだよなぁ

とにかく劇的に大好きなポイントが
見つけられなかったのだ


会う時は大体、トシくんの方から
連絡が来て、トシくんの家に
行っていた

トシくんと土曜日に会う事に
なっていたにもかかわらず
学校帰りに新宿まで来たので
連絡なしに立ち寄った事が
あった

ナンセ40年も前の話

オートロックなんてなくて、
そのままエレベーターで目的階に
行って部屋の前

何とも無防備なのだ

部屋の前でウキウキしながら
♪ピンポ〜ン♪

サプライズ訪問だよ💕

トシくんが出てくるのをニンマリ
しながら待っている私

ドアが開いて、
「遅かったじゃ〜ん」

あれ?どちら様ですか⁇⁇⁇

「家、間違えてない?」
「多分、合ってます。トシくんの
 家ですよね?」
「そうだけど、アンタだれ?」
そちらこそ誰?

彼女なのか?私は彼女じゃないのか?
「とりあえず、そのうち帰って
 くるから上がって待ってれば?」
ココでバカなOCCOちゃんは
家に上がり込んでしまったのだ

世間知らずというか、怖いもの
知らずだね〜