今日は、以前読了した加藤忠史先生の本を読み返していた。
双極性障害―躁うつ病への対処と治療 (ちくま新書)
929円
Amazon |
その中で、今の私にぴったりな言葉を見つけた。
抑うつ気分は、やる気がないとか、意欲が出ないといったことと間違われやすいのですが、そういうものは抑うつ気分ではありません。抑うつ気分とは、あるべき意欲がないというものではなく、普段あるはずのない、筆舌に尽くしがたいうっとうしい気持ちが襲ってくる、というようなものなのです。
最近、私が発作的に襲われている『すごく嫌な気分』とは、『抑うつ気分』だったのかと気づいた。
特に
“普段あるはずのない、筆舌に尽くしがたいうっとうしい気持ち”
と言う部分がそのままだと思った。
これほどの文章力があれば、もっと自分の気持ちを上手く表現出来るのにね。
そして、以前はその抑うつ気分が数ヶ月程続いており、他にも色々と症状があったので、あれは双極性のうつ状態だったのかと、今更ながら気づいた。
自分のことなのに知らないことばかり。
しかもこの本を読むのは2回目で、ようやく自分に当てはめて考えることが出来たというね。
なかなか自分のことはわからないものですね。
でも今の私の抑うつ気分は、発作的に1~2時間で収束するし、頓服を飲めば30分程で収束するので、うつ状態ではないと思う。
これからはこの度々襲われる、なんとも言えないすごく嫌な気分を「発作的に抑うつ気分に襲われる」と表現してみようかな。