精神科の薬に興味を持った理由。 | リリカルうつろぐ。

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双極性障害の移ろいゆく心を語るブログです。
ただの雑談もあります。

​私はブログを始めてから、薬の話題が多いんだけど、今日は何故薬の話題が多いのかについて書いてみようと思う。



実は私は、以前は薬にあまり興味がなかったの。

「飲んでもどうせ効かないんでしょ。」って思っていたし、実際に効いていなかった。だけど効いていないとは言いつつ、副作用は強く出て、たいした量は飲めずにダラダラと治療を続けていたんだよね。これが15年くらい前の話。


だからということもあり当時は、心理学やカウンセリングに興味が向かっていた。元々読書が趣味だったので、心理学やカウンセリングの本はたくさん読んだし、それ系のサイトもたくさん見た。調子が良くなってからは自己啓発本とかも割と読んだし、カウンセリングにもしばらく通っていた。

認知行動療法をやるうちに、自分の思考パターンもわかってきた。ここでこんな風に思ったけど、こういう考え方もあるし、もっと別の考え方もある。こういう考え方をする方が心が楽だなとか。


そのうちに、人の心の動きのパターンも少しつかめてきた。こうされると人はこういう反応をするんだとか、人を動かしたい時はこういうアプローチをすればいいんだとか。逆にこういう行動をする人はこういう心理なんじゃないかと想像することもしばしばあった。


実際それらを学ぶことで、以前よりとても生活しやすくなったと思う。それまでの私は何も知らなさ過ぎたというのもあるけど。


だけど。


自分の中にはそれだけではどうしようもない、コントロールが出来ない情動があることに気づいた。
今から思えば双極性の波だったんだけど、その時はまだ知らなかったんだ。

 


そこから辺から薬に興味を持ち始めた。

この頃には、ネット上でも有益な薬の情報がたくさん得られるようになっていたので色々とサイトを読みまくった。特に精神科の先生が書いていらっしゃる薬の情報は役立つモノが多かった。

 

これが5年位前の話なので、ここに辿りつくまで10年程の時間がかかっているんだよ。


繰り返しになるけど、心理学を学んだことは全然無駄じゃなかったし、今、私が生活する上でも充分に役だっていると思う。
 

その上で気づいたことは、日常生活に役立つ心理学は、その人が持ち合わせている心の健康な部分を使って身につけていくもので、病的な部分には効果がないということ。


やはり心の病には、薬が必要だということ。


それに気づいてから私の中で薬が占める割合が高くなった。

特に双極性障害と言われてからは、薬なしでコントロールはたぶん無理だと思うので、ますます薬に興味が湧くようになった。

 

というわけで、私は薬の話題が多いんだよ。