医療現場において患者さんは「最善の医療」を受ける権利がある。




一方、医療従事者は現場でいろんなことを身に付けていくしかない。未熟な医師がプロの医師になるには、現場で経験を積むしかないのも事実。








医師にとってはこれからの多く行う医療行為の一つであるが、患者さん側にとっては「医師から受ける唯一の医療行為」なのだ。




ここで患者さんの受ける「最善の治療」とは「医師がその時点で行える最善の治療」ではなく、「患者さんにとってその時点での最善の治療」である。




だからもし「医師のその時点での最善の治療」が「患者さんの受けるその時点での最善の治療」に一致しないのなら、その医師は自分の限界を認識し、「最善の治療」を行える医師を患者さんに紹介しなければならない。




その意味でもチーム医療は重要であり、「最善の治療」を患者さんに行うと同時に「プロの医師」を育てることができるのがチーム医療だと思う。








友人は過ちを気付かせてくれた。ただ過ちをもったまま、その時点で友人に話していた。本当に申し訳なかったと思う。
友人と飯を食べに行って医療の話になった時のこと。



「いろんな患者さんに文句を言われたら、どうする?」と聞かれて、「一つずつ悩んで考えていくしかない」と答えた。




すると「そしたら悩みがどんどん多くなっていかない?」と言われて、口から出た言葉が……








「対応する術を身に付けるしかないと思う」








その瞬間、友人が失望したように……








「スベなんや……」と言った。








スベって要するに技術であり、「対応する術」とは「対応する技術」であり、いかにうまく対応するかということであるだろう。




友人が失望したのも当たり前だと思う。




「対応する術」を身に付けるってのは、完全に主体が自分側になってしまう。言ってみれば「自分がいかに悩まないようにする技術を身につけるか」と俺は発言した。








明らかにおかしい。








医療において「いかに悩まないようにするか」は患者さんが考えることであり、医療従事者はその考えを持てるようにサポートする役割がある。








いったい自分は何を思っていたのだろう。師匠に教えてもらった倫理観を身につけていないし、自分のことを一番に考えるからこういう発言がでるはずだ。








情けないとかいう問題じゃない。明らかに考えがおかしいし、医療従事者を目指す人間のすべき発言ではない。








しっかり頭を冷やし、猛省をし、「倫理観」を身に付けるとここに誓う。
救命病棟24時を見て、医療物資の搬送について考えた。




例えば血液の輸送などの時は血液センターの車両が緊急走行で血液を病院に運ぶはずである。




今日の救命病棟24時ではカドミウムという重金属による中毒に対処する薬品(?)を看護師がタクシーで運ぶというシーンがあった。道路は渋滞しており、事態は切迫している。特に今のような帰省シーズンなど道路が混む時は渋滞はなおさらだ。




自分がバイクを乗っているから言えるのだが渋滞においても、バイクは機動力が車以上に低下することはない。




その機動力を医療物資の輸送に使用するのはどうだろうかと考えた。警察の白バイにあたる医療用バイクを設置したらどうだろう?




故障などに対応するため基本的に2機体制で緊急走行可能なバイク。大規模な災害の時は1機体制。




ただ仮に設置するにしても課題は多々あると思う。その課題を以下にあげてみる。




①バイクの操縦は誰が?


白バイ隊員は言う必要もないが、常に訓練を受け緊急時に素早く対応できる技術をもっている。緊急時には特に最新の注意が必要であり、輸送するバイクは物資の輸送ができなくなる点や新たに限られた医療品を消費する意味で決して事故を起こしてはならない。そのため、単に二輪免許を持っているだけでは、この操縦者は決して勤まらない。




②どこを拠点にするか? 

もちろん全病院に設置するのが理想で、予算面からドクターヘリなどよりも実現可能だが、現実的ではない。だとすれば拠点病院や拠点施設を設置する必要がある。これはドクターヘリやドクターカーの拠点、地形なども考慮した上で決めるべきであろう。




いろんな意見を聞きたいので、意見があれば是非コメントをよろしくお願いします。