USJのスーパー・ニンテンドー・ワールドで一番楽しみたかったものは、アトラクション「マリオカート~クッパの挑戦状」である。
我が家はマリオカートのファンで、持ちキャラやカート、タイヤの種類もそれぞれ決まっているほどだ。
マリオカートは90分待ちだったが、今回のメインディッシュだったので、がんばって列に並ぶことになった。
いきなりコワモテのクッパが待ち構える。
そして輝かしい優勝トロフィーの姿が!!
息子の好きなボム兵やマグナムキラーも現れ、テンションが上がっていくが・・・
列は進んでいるのに、館内をぐるぐるととぐろを巻くように進んでいくので、だんだん飽きてくるのが正直なところだ。
飽きるのを通り越して、ばあばが苦しみ始めた。
「まだ~、どんだけ列あるの・・・。」
似たような風景の連続に疲れ切っている様子。
「さっきから、足が痛い・・・。靴が当たってる・・・。はぁ~~。もういやだ・・・。」
もはや子どものようにぐずり出した。
半分白目をむきだしている。
なんとか励ましながら並び続け、いよいよマリオカートに乗れる兆しが見えてきた。
どうやら4名乗りらしい。
「オレ、パパと乗りたい~。」
「じゃあ、ママも入れてよ。じいじ&ばあばペアと、うちらで分かれようか。」
「じいじと2人は嫌だ。」
どうしました?
「だってやり方分からないもん。」
「うちらも初めてだから正直分からないよ。とりあえず乗ってればいいんだよ。」
「嫌だ、あんただけでも乗ってよ、一緒に。」
駄々っ子ばあば出現。
謎のこだわりに折れ、私・ばあば・じいじでカートに乗ることに。
実際のマリオカートはというと・・・
カオス。
ヘッドバンド兼ARゴーグルを付けると、プロジェクションマップと相まって、クッパやらクッパ軍団やら、ピーチやらが四方八方に飛びだしてくる。
とりあえず、当たっているのかすら分からない甲羅やバナナの皮を投げて、花火のようにはじけ飛んでくるキャラクターにクラクラしながら、ゴールを迎えた。
マリオカートに乗るまでの間も、ばあばカオスに右往左往し、乗っている間もスーパーマリオカオスワールドで意識が飛びそうになった。
カオスに始まり、カオスに終わったマリオカートであった。
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