息子の入学式のために、フォーマルな服を探していた。
実家に帰った際に探せばいいや~と、のんびりしていたら、気づけば4月4日になっていた。
入学式は、4月8日である。
これはまずいぞと、夫を連行しつつ、近くの服屋へと足を運ぶ。
とりあえず、オーソドックスな服を選び、試着室へと入る。
・・・そして、気づいた、すね毛を剃り忘れていたことを!
しかも、2~3ヶ月放置した、熟成ものになっており、もはや無法地帯と化している。
1週間前に剃ったばかりの、可愛いサボテン状態とは雲泥の差である。
恐竜が生きていた、白亜紀の森林状態なすねを、見せるわけにはいかないと、思いながら、ヨロヨロと着替える。
「お客様~♪いかがでしょうか?よろしければ、外の鏡のところまで、出てきていただけないでしょうか~?」
まずい、まずいぞ。
ここは、「すね毛すごいんで、無理です。」と言うわけにはいかない・・・。
でも、理由を考えなければ、と咄嗟に出てきた一言。
「すみません!!足、汚いんで!!」
「あは、あはは。」←もはや、笑うしかない。
「あっ・・・。ではご主人様に見ていただきましょうか。」←さすが、プロ。
なんとか、見られずに済んだ私は、安堵感と共に、試着した服を購入するに至った。
すねの密林は、今日も私にサバイバル体験をくれるのである。
*********************************************