最近、ダーリンと私は寝る前にマッサージをし合っている。

10分ほどのクイックマッサージだが、肩・首・腕・背中・足と、ほぼ全身を指圧する。

「あーそこそこ。」
私は幼い頃から、家族間で20年ほどマッサージをし合ってきたので、どこを押したら気持ちが良いのか、痛いのかを大体知っている。
父きみじは、足の指を押すと飛び上がってだるまのようになる。

ダーリンは、どうやら私と出会って、初めて人を揉んだようで…
時々…

「ゴアーーーーーー!!!!!」
どえらい力で、どえらい急所を押してくる。
「ちょっとーー!!そこはそんな力入れたら痛いよ――――!!超人ハルク的声が出ちゃったじゃん!!」
「ごめん、ごめん。」
そして次の日…

「ゴアーーーーーーーー!!!!!」
学習しないダーリンであった。
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