前回のお話は、こちら
センター・オブ・ジ・アースで手に汗を握り、マーメイドラグーンの世界観に酔いしれ、
Toy Story MANIAの2時間待ちには嫌気がさし、楽しい時間はあっという間に過ぎた。
我らは、宿泊先の『ヒルトン東京ベイ』に向かう。
ダーリンは、事前にこのホテルの誕生日ディナーを予約してくれているらしかった。
◇
シックでおシャンティな店内。
テーブル席に通されると、まずシャンパンが運ばれてきた。
一口、二口と、口に入れるシャンパンは、朝5時起き、かつ8時から夜の21時まで、ディズニーSeaではしゃいだ私の疲労困憊した身体に染み渡り、完全に眠り薬と化した。
ダーリンが、ロマンチックな会話に持っていこうと頑張っている傍ら、私の眼は、どっしり座り始める。
絶品に違いない料理が、眠気のせいであまり食べられず、私は段々とでんすけ人形のようになっていた。
ダーリンは、目の前のでんすけ人形のような動きで、催眠術にかけられたようだ。
私と同じ目の座り方をし出している…。
誕生日サプライズディナーということだったらしく、店員さんからバラの花一輪を受け取るダーリン。
私に手渡すや否や、店員さんらがバースデーソングを熱唱してくれた。
私はひたすら眠気と闘いながら、体を左右に揺らす。
それをごまかすかのごとく、歌の調子をとっているように見せていた。
しかし、ダーリンは私の眠気に気づいていたようで…
後日、弟に、
「もう…。あのヒルトンで寝ながら食べてるから、びっくりしたよー!!!」とチクッていた…。
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