前回、私の実家で結婚のあいさつを無事済ませたダーリン
ダーリンの結婚あいさつは、こちら(+結婚のごあいさつ ダーリン→ゆり家①+
・+結婚のごあいさつ ダーリン→ゆり家②+
)をご覧ください
今度は、私がダーリンの実家へあいさつをする番である
◇
ダーリンの実家のある富山へ向かう
最寄駅には、ダーリンのお父様が向かえに来てくれることになっていた。
新幹線が到着すると、わくわくした気持ちと緊張が合わさり、落ち着かなくなる。
「あっ…いた…。」
「え!え!ええ!」
もうですか!!早くないすか!ダーリンが合図を送る先には、サングラスをかけ、ロマンスグレーの髪を持つ、コワモテのおじさんが立っていた!
組長!?
「行くぞ!」
ダーリンのお父様らしき人は、颯爽と歩き出す
風に立つライオンのような人である。
・・・しかしながら、あいさつのタイミングを逃したようだ
とりあえず導かれるまま車に乗る
「紹介します。ゆりさんです。」
はっ!!
「ゆりと申します!本日はよろしくお願いいたします!!」
「富山は田舎やろ。」
「いえ、そんなことは!」
「田舎だぞ~~。」
「あはは。」
何とか、組長お義父様と、世間話を始められたらしい。
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―昼食を食べに、森のレストランといった感じの素敵なお店に訪れる
東福寺野倶楽部 http://kirei.biglobe.ne.jp/gourmet/gnavi/detail/5858478/
↑こちらのレストラン検索サイトで、女性のためのレストランとして掲載されていました…!
・・・・・・・・・・・・
お義父様のチョイスラブリー!
◇
席につく。
お義父様は、かけていたサングラスをはずす。
いいんですか!?トレードマークはずしちゃって~!
でも、見たいっす…。
メガネに付け替えると…
優しい目元が露わになる!!
組長から、大学にいそうな知的なハードボイルド男子に一変!!(・・・一変しているのか?)
分かりやすく言うと、ライオンからフクロウ
になった感じ。
(・・・わかりやすいのか?)
「こいつで、いいんか?」
お義父様に、ふいにつっこまれる。
「え!!ええ、もちろんです!!優しいですし…それにそれに…」
「こいつ、優しくないぞ!」
「いやぁ、優しいですよぉ。」
「そうかー。」
「それに面白いし、話し合うし、あと、あと…あっイケメンですよね!!!」
↑良いことを、全部言おうとしている。
「・・・俺の方がいい男だと思うけどな!!」
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お義父さん!?
「へへへ…!!」
これは、ダーリンの方がかっこいいとは言えない…。
「あっちを立てたら、こっちが立たず。こっちを立てたら、あっちが立たず」
お父様とダーリンの間で、右往左往しつつ、とりあえず笑ってごまかす私であった…。