シナストーリーにおける、太陽と金星の関係。

 

 

 

恋愛や結婚を想定していますから、今回は男性の太陽×女性の金星、女性の太陽×男性の金星のパターンで、それぞれを考察していきます。

 

金星は吉星であります。

 

ソフト・ハードいずれのアスペクトであっても、この2人が出会ってしまえば、ときめきが訪れることに変わりはありません。

 

特に、

であれば、効果は絶大。

 

この2人が出会って、もし本当に何もないというのであれば、環境や立場の違いなど、よほど大きな抵抗が働いていると考えます。

 

もちろん、

スクエア

トライン

その他、マイナーアスペクトであっても、お互いに気になる瞬間が訪れることでしょう。

 

 

 

それではまず、男性の太陽×女性の金星のアスペクトについて。

 

太陽は男性にとって自己を表し、また同様に、金星は女性にとって自己を表します。

 

考えただけでもロマンティックなこちらのアスペクト。

 

まさに、王子様とお姫様との出会いそのものであります。

 

太陽にとって金星は守り愛でるべき存在であり、金星の外見自体もまさに好みのタイプでしょう。

 

この場合、関係をリードするのは太陽です。

 

太陽は、かいがいしく金星に世話を焼いてくれるでしょう。

 

もしも、金星を持つあなたが太陽の持ち主を受け入れたいのであれば、喜んで太陽の好意を受け取ってください。

 

そうすることで、2人の関係性は急速に深まることでしょう。

 

もし2人の関係がスムーズに進まないというのであれば、この2つが考えられます。

 

 

 

 

1つ目は、蟹座や天秤座といった主張の苦手な太陽の場合。

 

この場合、金星側のあなたから、太陽に分かりやすくOKサインを出してあげてください。

 

太陽と接する時に、「あなたに好意がありますよ」「私はあなたを受け入れますよ」という雰囲気を出してあげてください。

 

もしわからない方は、太陽といる時にいつも笑顔でいるだけでも大丈夫です。

 

あなたから受け入れてもらえるという確信や自信を深めながら、彼らは少しずつ近づいてくるでしょう。

 

 

 

 

2つ目は、金星が傷ついている場合。

 

素直な金星であれば、喜んで太陽の好意を受け取ることができるのですが、ディグニティや、凶星からのアフリクト等により、傷ついている金星である場合には、そうはいきません。

 

この場合、太陽がどんなに時間をつくってあなたに会いに来ようとも、どんなに素敵な贈り物をしようとも、あなたは太陽の好意を素直に受け取ることができないでしょう。

 

そのため、太陽は、あなたに認めてもらおうと、あなたへの誠実さを行動で示そうと、さらに尽くし始めます。

 

しかし、こうなってしまえばもうドロ沼。

 

「他の金星にも同じように会いに行ってるんでしょう」

 

「他の金星にも素敵なプレゼントを贈ってるんでしょう」

 

などと、傷ついた金星はどうしても疑いにかかってしまうのです。

 

どんなに尽くしても金星の信頼を得ることができない太陽。

 

どんなに試しても太陽の愛情を信じることができない金星。

 

最後には太陽も金星も疲弊して、悲しいお別れを選択する・・・ということにもなりかねません。

 

もしも、あなたがいつも同じパターンで太陽を失っているということであれば、ぜひ、自分自身を癒してください。

 

あなたが太陽を失う理由は、太陽が不誠実であるからでもなく、太陽の気持ちが足りないからでも、あなたの魅力が足りないからでもありません。

 

ぜひ、あなた自身としっかりと向き合って、まずは自分自身との信頼関係を構築してください。

 

自分自身を信頼することができるようになったとき、あなたは太陽の愛を信じることができるようになるでしょう。

 

だってその太陽は、あなたが信頼する「あなた自身」が選んだ太陽なのですから。

 

 

 

 

次に、女性の太陽×男性の金星のアスペクトについて。

 

この場合にも、基本的にはときめきのアスペクトであることには変わりありません。

 

男性の金星には、単純にその男性が「好感する」という気持ちを示す意味があり、太陽の持ち主である女性に好感しているというケースがあるからです。

 

その好感の対象は、「見た目」かもしれないし、「雰囲気」かもしれません。

 

この場合、金星側は太陽に対し強い憧れの感情をいただくでしょう。

 

金星の品位や、他の天体からのアスペクトによっては、太陽を独占したいというような、強い執着を伴うこともあるようです。

 

 

 

また、このアスペクトには、それ以外にも一筋縄にはいかないことがあります。

 

女性の太陽には、夫や父、そして、その女性自身の「社会的な顔や立場」という象意があるからです。

 

この場合、その女性の「社会的な顔や立場」を「好感している」というようなニュアンスを醸し出すことがあるからです。

 

この場合、男性が好感しているのは「社会的な顔や立場」ということになりますから、例えばその女性の職業や、肩書、家柄などを好感するケースが含まれます。

 

また、単純にその女性の収入を好感しているということもあるかもしれません。

 

昨今では、男性の家事負担が益々一般的になり、イクメンや女性の社会進出が言われて久しいということもありますので、近年のカップルやご夫婦のカタチとしては、こちらの方がしっくりくる・・・という方も多いかもしれないですね。

 

 

 

 

個人的には、太陽と金星のアスペクトは、やはり王子様×お姫様である、男性の太陽×女性の金星の組み合わせの方が、よりロマンティックな関係になるだろうなと考えています。