うつ病になって人生変わりすぎた
さあ、いよいよこのコーナーもラスト前です。毎度のことですが、この記事には見てて心苦しい内容がある可能性があります。閲覧の際はご注意ください。
シーズン4 入院初期
そんなこんなで即日入院が決まった俺。
入院の日まで5日間ぐらいあったので、シャバの空気を楽しんでおこうと思ったが、そんなことをする気力はもちろんなかった。唯一良かったことといえば、動けなくなる前に力を振り絞って映画の国宝を見れたことぐらい。名実ともに良い映画でした。元々映画は好きなので国宝だけは見ようということで見ておきました。
さて入院。病棟の中には折り紙の鶴とか、植物とかの絵が壁にたくさん飾ってあって精神科病棟と言うよりも児童館みたいな感じだなと思った。とは言っても病棟らしく殺風景な景色がほとんどではあり、真っ白な壁と床と天井に囲まれて、ここは病院なんだという現実に自分を戻してくれた。
自分の病室は大部屋で、自分含め男性4人の部屋だった。中年、中年、高校生、お年寄りと言う異様な空間だったが、むしろこの非現実感が入院してる感があってちょっとウキウキした。これから新しい生活が始まっていくんだというウキウキと、どうせ治らないんじゃないか、めんどくせえな死にてえなというイライラと悲しみでぐちゃぐちゃになっていた。
色んな荷物を置いて、まず最初のイベントは昼ごはんだった。今でも覚えているのだが、出てきたカレーうどんがめちゃめちゃ美味しくて、入院食がこんなに美味しいのかと思った。同じ病院に入院経験のある母の話によると飯が不味すぎてえぐいという事だったので、びっくりした。
初日は特に何もせずというか何も出来ずひたすらベッドに横たわっていた。廊下では他の患者さんが歩いていたり、ロビーでテレビを見てる患者さんがいたりしていてなんだかいいなと思った。肝心の解離の方はもちろん起こった。解離が起こる度にナースコールを押して看護師さんを呼ぶのが申し訳なくて気が引けてしまった。入院までしてるのにまだ何を遠慮することがあるんだという感じだが、そこが自分の弱みなんだと思う。
ぼーっとして一日を過ごしていたらいつの間にか寝る時間になってしまった。9時半就寝なのでもちろん寝れるはずもなく、デエビゴという界隈では有名な睡眠薬を使ったらコトンと寝てしまった。
2日目、最悪の悪夢とともに目覚めた。内容はもうあまり覚えてないが、確か車で人をひきまくったりものを壊しまくったりするという夢だった気がする。デエビゴという睡眠薬は強力な代わりに悪夢を見るという最悪な副作用があるために注意が必要。もちろん個人差あり。
いいこともあった
他の患者さんが話しかけてくれたのだ。寂しかった自分にとってこれはすごく嬉しいことだった。28歳と17歳の女性2人。みんなでUNOをした。すごく楽しくて入院していることを忘れてしまうほどだった。
三日目以降はしばらく穏やかだった。解離は1日に何回かあったものの、そこまでひどくなかったし看護師さんの対応が早いおかげで毎回すぐに回復していた。他の患者さんとも一緒にご飯を食べたりゲームをしたりしてたのしんでいたし、そこまで悪くない生活だった。個人的に研修医のお兄さんが面白い上に音楽の話で意気投合したので嬉しかった。
とはいえ、やはり波がある模様。
まず謎の自家監査性皮膚炎(漢字あってるかわからない)というものにかかり全身に湿疹ができて痒くて仕方がない。夜は眠れないし痒くて仕方がないしで最悪だった。加えて体調の方もどんどん悪くなり始めてきた。解離が重いし頻繁。毎回自殺行為まがいのことをしようとするしそれが何回も起こるしその上叫んだりといった行動を伴うので他の患者さんに迷惑をかけてしまう。1番やばかった時は、相談室っていうところの身長を測る機械で首を挟もうとして死のうとしたりした。看護師さんにこっ酷く怒られてしまったが自分でやりたかったわけではないのでなんとも言えない悲しい気持ちになってしまった。
患者さんのメンバーが少し変わった。新しく15歳の女の子が2人入ってきた。一方とは退院後の付き合いも出てくる。Yちゃんとは廊下で一緒に歩いたりオセロしたりがご飯食べたり、かなり長い時間を一緒に過ごした気がする。ありがとう。
同部屋の男性の方とも仲良くなった。どちらもイニシャルがHである。Hさん2人とも一緒にご飯を食べたりした。親が持ってきてくれたご飯を少しお裾分けしたり、誕生日の時にはケーキをみんなで食べたりもした。なんだかんだいっていろんな患者さんといろんな体験ができたので楽しかったなあ。
途中で違うYちゃんという子が入ってきたりした。なかなか壮絶な過去を持った方だったのでかなり印象に残っている。
体調がかなり落ち着いて、初めて外出が許可された。しばらく会えてなかった友達と会ったり、美味しいご飯を食べたりドラムを叩いたりした。外出に伴い、上の階にあるコンビニに行けるようになったり、スマホの使用時間が一時間に伸びたりもした。かなりできることが増えてきた時期である。
一方でたくさん本も読んだ。本の感想はまたブログにできたらしようと思う。選んだ本が悉く全部面白いので時間があっという間にとけてしまう。二日で二冊読んだりもした。ちなみに読んだうちの一冊である限りなく透明に近いブルーという本が自分の中でのベストスリーに入るくらい面白かった、というか刺さったといった方が正しい。
しばらくしてから外泊もした。文化祭に行ったりした。そこでは前にあげた17歳の女の子と会ったり、仲良い友達たちとピザを食べたりした。担任の先生にも久しぶりに会えてよかった。ただ残念だったのが、そのつぎの外泊で鉄緑に行こうとした時だった。震えが止まらなくてなかなか受付に行けず、そのまま帰らざるを得なかったのである、、、普通に行けるもんだと思ってチャレンジしたので結構ショックだった。どうやら鉄緑という環境は確かに知らない人も多いしあまりいい思い出ばかりというわけではない勉強ずくしの場所らしいため、まあそう考えたら無理はない。
ここからはかなりハッピーである。Nさんという中年の男性の方が入ってきたのだが、その方とYちゃんとHさん4人で麻雀をするようになったのだ。麻雀は時間が本当にあっという間に解けるゲームなので、暇な入院生活がかなり忙しいものになった。そんなこんなで遊んでいるうちにあっという間に入院が決まった。
終盤、Kさんが入ってきた。早稲田大学に在籍している大学生で、彼女からは本当にいろんなことを学んだし今でも交流がつづいている。MちゃんとかSさんとかも入ってきた。女性たちに囲まれながら過ごす時間はかなりよかった。みんなでご飯を食べて、悩みを共有して、本当に幸せだと思えるひとときだった。
そうして僕は退院しました
日常生活に戻れるという喜びと、また日常生活における数々の責任に襲われることになるのかという恐怖で複雑な気持ちでした。
入院生活は本当に貴重な経験でした。
辛いことももちろんあったけど、いろんな人に出会えたし、何より病状が軽くなったのが嬉しかった。
はずでした、、、、、
次回に続く、、、、