全摘した左乳房への思い 一年後の私 | 乳癌2年生の記録。たくさん笑って過ごしたいな♡

乳癌2年生の記録。たくさん笑って過ごしたいな♡

3児の48歳母。乳がんの記録。
2022.10 告知
2022.11 左乳房全摘+センチネルリンパ生検 手術→リンパ転移ありリンパ郭清 ホルモン受容体陽性
2023.1〜抗がん剤
2023.5〜放射線
2023.6〜ベージニオ服用

乳がんを告知されたとき

あぁ私いつまで生きられるのだろう

って思った。大袈裟ですね💦

癌っていう言葉はその一言で

『死』をイメージさせる。

 

そして生きられるのであれば

乳房を全摘すること

どうってことないって思った。

 

告知から2週間で手術できたのは

再建をしないと決めていたから。

過去に整形外科手術をしたことがあって

入院して手術することが心底嫌で

極力手術の回数は減らしたかった。

 

さらに再建を視野に入れると

形成外科との連携が必要になって

すぐに手術できない。

 

病理検査の結果次第では放射線治療が

必要になるから再建するのは難しい

というのもあったかな。

 

全て自分で考えて受け入れて

左乳房全摘をした。

そう、自分で決めた。

後悔はない。

再建しないことも後悔はない。

やっぱり手術はしたくないから。

 

でもね、1年経って思いは少し変わった。

全摘に後悔はないけど、

やっぱり乳は無くしたくなかった。

残したかった。

告知されたときは生きたい気持ちに

めいいっぱいで

乳がなくなっても命があるならって

思った。今でも思うけど、

けど…

やっぱりおっぱい無くしたくなかった。

 

パットとか入れて服を着れば誤魔化せる。

でも、やっぱり違うんだよな。

悲しいくらい違う。

形も膨らみも揺れ方も全然違う。

 

夏とか普通サイズのTシャツが着れなかった。

だぼだぼのオーバーサイズTシャツばかり。

ジャストサイズのTシャツきて胸がパツって

なっている女性みると羨ましくて

女性の胸を目で追っている自分がいた。

 

娘ちゃんに温泉やプールに行きたいって

言われたのだけど、

無理って断った。

プールなんてパットで誤魔化せない。

温泉も入浴着とかあるけど、

自分に自信がなくて入れない。

気にしないのが1番って思うけど

傷跡みたらどう思われる?

おっぱいが無いのはショッキングでは?

とか色々かんがえちゃう。

家ではオープンにしているから

家族の前だけなら平気なので

家族風呂とかならOKなんだけど。

 

生きられるだけで十分なのかもしれない。

贅沢な悩みなのかもしれない。

でも素直な気持ち。