年末年始は親戚みんなでワイワイ過ごし、日常が戻ってきた頃。
さぁ～新チームのある場所へ引っ越しだ～‼︎と意気込んでいた。
既に2チームの話が流れて、今年は一体どうなってんだとジュイが嘆いていた。
年末にヤソートンの隣県のサッカーチームのセレクション(入団テストって感じ？)に行き、無事に監督の目に留まり、1月5日が練習始めだと聞いていた。
実家から近いし、引っ越しも楽チンで良かったと思っていた。
しかし、セレクション後にチーム公式フェイスブックで監督のボヤキをジュイが見て事態が急変。
「予算削減で頭が痛い」みたいな投稿。
ジュイにも何度か電話で連絡があり、最初に話していたより給料が低くなるかもとの事。
何度か電話で話すが、毎度話が変わる。
監督はなんでも正直に言ってくれてるようだけど、チームのオーナーの言うことがコロコロ変わる様子。
1月5日にはとにかく練習へ向かった。
実家から1時間くらいの場所。
数時間の練習の後、5～6名の主要選手と監督で話し合い。
オーナーと最終予算はどんなもんなのか、確認が取れるまでは練習は休止。
また連絡するからと、その日は解散。
その前から電話で「南タイのチームの監督に知り合いがいる、そこなら面倒見れる、行くか？」と話はあった。
さすがに遠いし、出来たら今のチームでと思っていたら、監督もチームへの信頼を無くし愛想を尽かして、別チームに行くと言い出した。
この監督、ジュイとの接点はこのセレクションが始めて。
でも自分で選んだ選手、責任持って行き先を見つけてくれる様子。
監督も愛想を尽かすってことは、最悪給料が支払われない可能性も高いかもと読んだ私達。
その監督の勧めで、プーケットのチームへ行く事に決めた1月8日(私の誕生日でした、何のサプライズやねん…wと、話がコロコロ変わり過ぎてもう笑うしかない)
電話で何度も「大丈夫だ、契約確定だ」と話していたので、3日後の飛行機を予約。
車で行くにもジュイの実家から約1500キロ、赤ちゃんを連れて、私達の古い車では厳しいと判断し、飛行機で行く事に。
最小限の荷物をまとめ、持って行けない荷物も出来るだけ厳重にまとめて、実家に保管。
そんなこんなで1月11日にプーケットに到着。
プーケットのチームは去年のシーズンで降格した。
何年もずっとディビジョン1で活躍してたチームらしい。
ジュイ曰く、降格とか全くらしくない結果らしい。
なので、今年はまたすぐにディビジョン1に上がるであろうと読んで、遠いプーケットまで来る価値はあると、ここまで来た。
契約確定だと豪語されて、何の心配もなくやってきた私達。
なのに、到着後早々に、監督と話した後のジュイの表情が暗い。
こういう時は聞いても機嫌が悪いだけで、私に分かるように説明はしてくれないと知っているので、聞きたいけど何も聞けず。
監督と話しているのを横で聞いていたのと、後で少し話してくれた話によると、監督の意志ではなく、オーナーの意向で10人近くの選手が増えていたらしく、そこにはジュイのポジションの選手もいて、そっちの選手の方が経歴が良く、何よりオーナー押しだから、ジュイの契約が難しいかも知れないという話らしい。
で、プーケットと繋がりが強いらしい、パンガーのチームが丁度ジュイのポジションの選手を探しているからと、パンガーへ行けとプーケットを離れる。
プーケット滞在2日。
ビーチを拝む事なく、パンガーへ移動。
ミニバスで1時間半くらい、80キロ程度の距離。
パンガー市内のバスターミナルまでパンガーの監督さんが迎えに来てくれて、そのままホテルへ。
ジュイはその日の夕方から練習に行き、監督・オーナーや経営陣もみんな見に来て、ジュイの事を大いに気に入ってくれたらしい。
ここは、契約成立しそうな感じです。
遅くとも月曜までに契約書にサインをと聞いている…。
パンガーで今日で4日目。
今は住まい探しに奮闘中。
5度目の正直で契約になるでしょうか…。
1つ目はヤソートンのチーム、オーナーが軍の人に変わり、聞いていた給料からかなり低くなり、話を断った。
2つ目はバンコクから3時間ほどのチーム、今年はチーム取り止めで契約出来ず。
3つ目は実家の近くのチーム、上に書いた通り。
4つ目はプーケットのチーム、上に書いた通り。
で、ここパンガーが5つ目のチーム。
ジュイ曰くどこのチームも今年はかなりお金関係の問題を抱えているらしいです。
軍政権に変わって約2年半かな？
今まで当たり前にあった、裏のお金が動かなくなって、サッカーチームの運営も厳しい所が多いらしいです。
こういう事情があって、なかなかチームが決まらない選手も多いらしい…私達もかなり振り回されてるしね。
世の流れとしては、裏のお金の取引が減るのはいい事なのかも知れないけどね。
こういう形で振り回されてるのは辛いです。
全く予想してなかった、まさかの南タイ生活。
先行きはまだまだ不安ですが、家族3人で乗り越えるぞ～～‼︎