先週公開されたガンダムSEEDに続き、今週もまた20年前の作品の続編が公開されました
どうなってんだ、この国(笑)。
昨日(2024年2月2日)劇場公開の『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』です。
2003年放映の『仮面ライダー555』の続編です(「555」と書いて「ファイズ」と読みます)。
私は、幼い頃、仮面ライダーをほぼ観ていませんでしたが、訳あって大人になってからファイズを全話観ました。
日曜の朝に子供向けに流していたとは思えない内容
当時の出演者が再集結と聞いて、早速本日観てきました。
ネタバレなしで、まったりとレビューを。
上映時間:1時間5分
この映画、短いです(笑)。
東映チャンネルの配信動画として作った内容を、せっかくだから劇場でも公開してみるか…といった感じなのでしょうか。
20年ぶりの同窓会を1時間だけ開催します
もうちょっと観たかった気もしますが、内容が凝縮されていて飽きませんでした。
PG12指定
原作のファイズ同様、人が死にまくって多少グロいほか、子連れの親御さんがやや気まずくなるようなシーンも。
いや、大人でも気まずいか、アレは
観客の大半は私みたいなおっさんであり、メインターゲットもそうなんだと思います。
にもかかわらず、一部の登場人物の言葉遣いやキャラ設定がやや不自然で、観ているこちらが恥ずかしくなりました(笑)。
もう少し自然な設定の方が大人にはウケたかも。
アクションシーン
色んなライダーが出てくるお祭り騒ぎですが、個々のライダーの見せ場がもっとあってもよかったかな、という印象。
洗練されたデザインの必殺技エフェクト(φ×△)をバンバン見たかったです。
終盤の戦闘は激アツ
感無量で涙腺が緩みそうになりました。
やっぱこれだよ、ファイズは
懐かしの俳優さんたち
主人公の乾巧(いぬい・たくみ)を演じる半田健人さん。
大人の落ち着きというか、重さみたいなものを声や物腰でしっかり演じていて、「これが、あの乾巧の20年後なんだなぁ。」と感慨深かったです
終盤のセリフのいくつかが心に刺さりました。
演技やセリフが結構濃くて、最初「うっ…」と思ったんですが、観ているうちにクセになってきます(笑)。
狙ってやっているんでしょうね。他にない味わい。
スネークオルフェノクに変身する唐橋充さんは「アドリブでやってるのか、これ?」と思わせるナチュラルさ(実際どうだったんでしょうね?)。すごく良かったです
ヒロインの芳賀優里亜さん。
テレビ版のときと全然変わらない・・・なんてウソは言いません(笑)。当時は15歳だったそうですよ
色々な意味で動揺し続ける難しい役どころを熱演していました。
私は初めて見た人ですが、気合いの入った演技をしており、時々発する絶叫にビクッとしました
色んな役を演じられそうだったので、これから俳優業で活躍されるといいですね。
総評
ファンなら観るしかないでしょう。
劇場はファンも含めた同窓会の様相を呈していましたよ。
この企画が実現したこと自体も含め、色々な意味で胸が熱くなりました。
おまけ
数量限定DVD付きのパンフレット。
合計約20分のメイキングと出演者インタビューの映像DVDが付いて1800円って、お得だと思います
出演者達の思いが語られ、なかなか楽しめる映像でした。
パンフレットの内容は、出演者たちのインタビューと写真がうまく組み合わされており、ページ数は20頁前後と少ないながらも読み応えあり。
各ライダーのスペック等の詳細設定の記載はありません。
入場特典のシール。
ネクストファイズか、ウルフオルフェノクの二択らしいです。
ペラペラした材質であり、一応のサービス程度ですね。
全4種のツインアクリルスタンド(各1650円)。
思わず全部買いました。
それなりのサイズがある上に変身前後の姿をバラバラに飾れるので、かなり気に入りました。
半田さんをファイズのフィギュアと一緒に飾ったりできます。
あ、最後に
今回の映画は、原作を観ていない人が観ても内容は理解できると思いますが、原作を知らなければ、ぶっちゃけ何とも思わない映画だと私は思います(笑)。
小さな子供が見終わってから「楽しかった!」と言っていましたけどね