2022年10月28日から、アマゾンプライムで『仮面ライダーBLACK SUN』の配信が開始されました。
仮面ライダー生誕50周年記念作品とのことで、主演が西島秀俊、ライバルが中村倫也、女怪人に吉田羊など、キャストが異様に豪華
まさかのR18指定というお子様お断りの仮面ライダーです。
※ Prime Video JPの予告動画。
私は、原作の『仮面ライダーブラック』のファンではありませんが、一流俳優が演じる仮面ライダーに興味津々で、全話(10エピソード)観ました。
それで……ちょっと言いたいことが色々ありまして
今回はネタバレ全開でいきます。
本記事は、こんな方にオススメ。
○ もう全部観た。
○ まだ観てないが、今後観る予定は基本的にない。
疑惑のテーマ曲
各エピソード冒頭で、タイトルと共に流れる曲。
これがですね……西島秀俊の主演ドラマ『MOZU』のメインテーマ曲「MOZU」のサビにメチャクチャ似ています。
西島さんのファンなら誰でもすぐに気が付くでしょう。
誰も指摘しなかったんですかね?
謎だらけの変身システム
主人公も改造手術を受けた怪人であり、怪人一般と同様に「うおおっ!」とか叫んで、煙とともにバッタ男に変身します。
他方、変身ポーズをとることで腰にベルトが出現し、バッタ男よりも強そうな仮面ライダーに変身します
でも、このベルトや変身システムについての説明ゼロ。
主人公とライバルだけは、特別な改造でも受けていたのかな?…などと視聴者が無理矢理自分を納得させていると、田舎で雑な改造を受けたカマキリ女が突然イキって変身ベルトを出現させ、視聴者の混乱は頂点に達します
腕を振り回す変身ポーズについても何らかの合理的説明をでっち上げる必要があったでしょうに、そこも完全にスルー。
それでいて、ポーズを邪魔して変身を妨害するとか急にリアルなツッコミも入るっていう(笑)。
キングストーンって、何?
本作では、キングストーンというアイテムを巡る戦いが描かれますが、これが結局何なのかよく分かりません
しかも、そんなに大事なアイテムなのに、人間も怪人もなぜかガキにやたら預けます。
気になって仕方がない
R18?
正直どこがR18なのか、よく分かりませんでした。
多少グロイ内容はありましたが、そのピークは第一話の腸であり、『ザ・ボーイズ』とかに比べると全然マシ。
多少配慮して子供も観られるようにした方がよかったのでは。
総評
非常にもったいない!
辛口のコメントを続けましたが、いいところもたくさんあったんです。
仮面ライダー2人の渋いデザインとか、各俳優さんの演技とか。
若手俳優の登竜門になっている日曜朝の仮面ライダーとは、やはり演技力が全然違います(笑)。
あと西島秀俊さんと中村倫也さんの変身ポーズ。
キレがハンパなく、有無を言わせず格好いいと言わせる力強さがあります
もうちょっと工夫すれば化けたかもしれないのに、もったいない作品だなぁと思いました。