As time goes by

As time goes by

  ~時の過ぎ行くままに生きてきた過去の話


Amebaでブログを始めよう!

ひょんなことからあっさりと自腹キャバクラデビューを果たすことができたのであるが、

実はこの日はこれで終わりではないのである。

いや、むしろこれからが(文字通り)本番である・・・(なんのこっちゃ・・・)。


0時前くらいにキャバに入り、そして2セット・・・。最終電車などあるわけもなく・・・。


「K? これからどうする?」

「あ~。俺実は車できてるんだよ~」

「え?」

「ああ、平気だよ、社長送ってくし・・・」

「おお! ありがと~

「でもまだ帰るの早いよな?」

「折角だからもうちょい遊びたいねえ~。さっき現金使わなかったし・・・」

「っていうかさぁ~」

「ん?」

「やりたくねぇ?」


!!!! やりたいっす! めっちゃやりたいっす!

・・・orz


「でもこの時間って全部しまってるっしょ?」

「いあ、不法だけどやってるところあるんだよ。外人だけど・・・」

「!! いくら?」

「ヘルスなんだけど確か---(10,000円だったかなあ?ど忘れ)だよ!」

「行こうぜ!!」

「さすが社長!! そうこなくっちゃ!!」


ということで、ヘルスに行くことになりました。Kはそこを何回か利用しているということなので、

ぼったくられる心配もないしね!!


先ほどのキャバクラがあった雑居ビルから、ちょい西武側に戻った辺りの雑居ビル・・・。

その中にその不法ヘルスがあった。先ほどのキャバクラに比べ、明らかに怪しい雰囲気・・・。


カーテンがかかった窓口から、低い男性の声で、


「いらっしゃいませ・・・」

「今すぐご案内できるのは二人います・・・」


当てにならない(であろう)写真2枚を出される。

Kはなんの躊躇もなく、アジア系の女性をチョイス。さすがに慣れている・・・。

わたしが指名した、というか残っていたというのが正しいが、選んだのはJane(ジェーン)

いかにも外人(欧米風な顔立ち)という女性・・・。正直、そんな期待はしていなかった。酒も入っていたし、

ただ抜ければいいや、くらいな気持ち・・・。


お金を払い、奥へと進む。そこにJaneはいた。


うっそ・・・。めっちゃきれい・・・。


別にわたしは金髪好きなマニアではない。毛嫌いするようなことはないが、やはり洋ものよりは

和もののほうが好きである。でもそこに立っていたJaneは、そんなことを超越するような

美しさ・・・。さらさらとして長いブロンズの髪青い瞳すっと伸びた鼻筋スタイルもよく、

すらっととした体型に抜群のプロポーション・・・。肌の色は白人特有の白ではなく、むしろ

若干茶色がかった感じの日本人的な色あい・・・。


なんでこんなしょぼい不法ヘルスにこんな子がいるんだ???


わたしはJaneとともにシャワー室へと入り、体を洗ってもらう・・・。

まあボブは・・・。当然ですな・・・。エネルギー充填完了です。

そして部屋へ・・・。


「Janeです・・・」


たどたどしい日本語。


「はじめまして。Janeさん、すごく綺麗です」

「??」

「すごく綺麗です!! Beautiful !!!

「ありがとう。 日本語ちょっとしか分かりません」


ちがはぐな会話・・・。二言三言話すもののあまりかみ合わない。

Janeはそれを察したのか、わたしのボブを咥え始めた・・・。


「ん・・・」


思わず声が漏れる・・・。でもあまりにも本番なしはもったいない。それに・・・。

こんなこというのはいけないことなんだろうけど、日本で不法ヘルスで働く外人さんは、やはり

お金に困っているんだろう。わたしはダメもとで交渉してみた。


「Jane? Make love with you, OK?」

「NO!!!」

「I can pay you money!! Direct!!


文法なんて知らね!! 意味通じりゃいいだろ? ってな感じ・・・。直にお金渡すってDirectで

通じるのか?? 


「・・・」


迷っているような顔つき。


「How much can I make love with you?」


これでだめならそれでいいや・・・。それにしてもいやらしいなわたし・・・。こんな交渉、

今までで、ホントこれ一回きりである。

彼女は悩んだ末、一本指を立てた・・・。


え?? 1万???


うそん!! 信じられないよ!! 

わたしはもう一度Janeに聞いてみた・・・。


「1万円??」

「Yes...」

OK!!!


おいおい、マジですか?? この店、ホント安くこき使ってるよな~。1万って!!!

わたしはすぐにJaneに1万を払った。

そして行為再開・・・。

わたしはまず、Janeにキスをしようとした。するとJaneは、


「NO!!!」


むむ? まあでもSEXは良くてもキスだけは本当に好きな男性としかしないという人もいるし、

宗教上の問題とかあるのかもしれないし、まあいいか!

次にわたしは乳首を舐めようと体を下にずらした。するとJaneはまた、


「NO!!!」

「Why???」

「Very Sensitive!!!」


おいおい!! そりゃ、敏感でしょ?? というか、そこ拒否られると何できるというの??

さてどうしたものか・・・。まあ、ダメもとで!! わたしは下半身を愛撫するために体をさらに下に

ずらし、女性のもっとも敏感な部分を舐めようとした。案の定、Janeが声を発した。


「NO!! Sensitive!!!」

「・・・」


お決まりのSensitive キターーー!!


「ねね? わたしは何していいの??」


さすがに問いかけるわたし・・・。なんとなく何を言っているのか理解したJaneは、


「OK!」


といい、わたしをベッドへ寝かし、その上へ乗ってくる。つまり・・・、騎乗位である。

用は、愛撫はするな!! 入れるだけだ!! と言っていたのである。

でも考えてもらいたい。

なにも前戯無しでただ入れて、自分だけ逝けばいいという人も確かにいるでしょう。

でも、少なくともわたしは前戯をしながら、自分の心を盛り上げていかないと逝けません


当然、Janeが一所懸命腰を振っても、全然逝く気がしません。

体位を入れ替えて、わたしが上になってもやはり全然逝く気がしない。

ということで・・・。


「Jane? もうやめよう! Finish!!」

「???」

「今日はダメみたい」


何がなんだか理解できていないJane。でもまだ時間は十分残っている。

そこでいつものパターン発動!!!


「Shall I talk with you, Jane?」

「OK!」

「Which do you speak better, Japanese or English?」


わたしもそんなに英語がしゃべれるわけではない、むしろ英語適当だし・・・。でもまあ適当でも

通じるだろうし、しゃべれはしないものの、何を言っているかはわかるのでそう聞いてみた。

この当時、わたしは一応駅前留学していたし・・・。

当然Janeとは英語で話をした。そして分かったこと・・・。


1.出身はベネズエラである。

2.日本へはやはりお金を稼ぎに来たらしい。

3.でも雇ってもらえず、結局風俗の仕事へ。

4.知り合いも数人しかおらず、また分からないことだらけで困っている。

5.現在(当時)、青葉台に住んでいる。


等々。なんだか苦労してそうだし、かわいそうだし、なにより綺麗である・・・。

わたしはもちろん、ダメもとで、


「Shall you make me friends?」 (私を友達にしてもらえませんか?)

「Really?」

「Yes. Shall we have dinner together next time?」(今度食事に行きませんか?)


Janeは少し戸惑っていたようです。わたしははっきりいってダメもとなので、気軽な気持ち・・・。

Janeの答えは、


「Yes!!」


!!! まさかYESがくるとは!!!

でも向こうに連絡手段がないということなので、わたしの携帯番号を教える。

電話の使い方は分かるようである。まあかかってこなくてもいいし・・・。
まあ、そんなこんなで時間終了・・・。


その雑居ビルからでると、タイムリーにKから電話が来た。


「今どこにいる?」

「あ~、今丁度さっきのところ出たところだよ?」

「そっか、今車で近くに行くから待ってて~」


ということで、迎えに来てもらい、家に送ってもらった。


失恋から3ヶ月、久々に長く、そして楽しい夜は終わりを告げた。

このKとの出逢いが、わたしをさらなる遊び人へと成長させていくのである。


血を吐いた年末が終わり、新年を向かえました。

辛さはもちろん残っていましたが、まあ今までと変わらない日常が帰って来ました。


原田との関係は、やはりギクシャクはしていましたが、すこしづつではありますが修復傾向に

ありました。自己満足かもだけど、やはりすべて話して謝って良かったと感じています。


新年を明けると大きな出来事がありました。

わたしの会社の部が(当時)業績が伸びに伸びまくっていたので、社の方針により、

子会社化したのである。もちろんわたしも含め、本社から子会社になるのは納得行きませんが、

わたし達の待遇は本社扱い→子会社への出向と形なので、それならば・・・という感じでした。

その子会社化に伴い、わたしはある人物と知り合いました。

わたしの(遊びの)師匠である。名前はNさん

後々このNさんがたくさん出てくるので、紹介しときました。



この頃になると仕事も猛烈に忙しくなり、年末の辛い思いなど感じている暇もなくなっていた。

そのような毎日を過ごしているうちに、気づけば3月になっていました。

3月といえば、春の息吹を感じる月・・・。春???

春と言えば・・・。盛りの季節! ヽ(^~^)/


そろそろ新しい恋でも探そうかなあ~と思っていた、そんなときに・・・。

同期入社の人たちで久しぶりの飲み会があるというので参加しました。

もちろん同期入社の原田も一緒に・・・。

場所は渋谷

その会はおもしろおかしく終わりを告げたのですが、その出来事は何の前触れもなく

わたしに襲いかかってきたのである。


飲み会の時に来ていたメンバーで、香港だったか上海だったかの帰国子女でKという男

がいた。Kは女大好きで、ナンパしては口説くを繰り返すプレイボーイ。

わたしはナンパなどはしないし、容姿も決していいわけではないのですが、なぜか女性にうけがいい。

わたしが学生の頃、キャバクラに連れて行ってもらっていたとここで書いたが、実はその時、

おねーさま方にいろいろいいおもいをさせてもらっていたことなどもある。


男が集まる飲み会になると、絶対話に出るのは女性の話・・・。

そんなときにキャバの話などでKと盛り上がっていたのである。


会が終わり・・・。23時過ぎの渋谷をみんなは帰って行った。もちろん相棒(?)原田も帰った。

わたしは飲み会が大好きで、飲み始めると朝まで飲んでいたい方なのであるが、みんな帰る

なら帰らざるを得ない。そんなときにKが・・・。


「社長~!! これから二人でキャバ行かない??」


社長とは、同期の間でのわたしのあだ名である。


「キャバクラ?」

「そそ。ほら、同期の間でもこういう遊び知ってるの社長だけっぽかったし、

まだ夜はこれからじゃん!!」


盛りのついた3月。四角関係を吹っ切りたい気持ち。そして思い出した入社当初の自腹キャバクラ

への道・・・。


「おおお! いいねぇ~~!!!」

「やっぱ社長だよ!! こんなこと言えるの(あのメンツでは)社長だけだよ!!!」

「でもちょっとだけ金心配だなあ」

「いざとなりゃあ~、カード出すし平気っしょ!」

「以前この近くで行ったことあるキャバあるから、そこ行こうぜ!!」

「おお、ナイス!!」


あれだけ自腹キャバクラにこだわって、そして行けなかったキャバクラ・・・。

それがこんな形であっさり行けてしまうのである。

だから人生はおもしろい・・・。


場所は渋谷の飲み屋ビル(?)、千歳会館の斜め辺りにある雑居ビル。

今の渋谷だとカラオケ館の隣か、またその隣、AM/PMの向かいの雑居ビルだったと思う。


エレベーターで昇っていく、わたしとK。酒も適度に入っていて、テンションはうなぎ昇り!!

エレベーターが開くと、左手に黒服の男性が立っていて、


「いらっしゃいませ~」


と元気な声・・・。


「ご指名は?」

「いや、いない」

「ではフリーでお二方ですね」

「そそ」


あっさりしたもんである。緊張感など皆無。


別に普通じゃん!! なんで今までこれなかったんだろ?


心の中でつぶやくわたし

Kとソファーで待っていると、女の子が二人来た・・・。


「はじめまして~^^」

「はじめまして」

「~~と言います。よろしくお願いします」

「~~ちゃんかぁ~。かわいいね!」


と月並みな会話。わたしは基本的にしゃべるタイプ。そして・・・。ほめまくるタイプである。

わたしたちはフリーで2時間、計4人づつの女性とお話したわけだが、その中でわたしの

印象に残ったのはまきちゃん(源氏名)であった。

容姿もかわいい感じでわたしのタイプの小動物系。そしてなにより話があった。


このまきちゃん・・・。

メールから始まり、後にデートをするようになり、そして・・・SEXすることになるのですが、

それはまた別の話・・・。


楽しいひとときが過ぎ、お会計・・・。


「----になります」

「え? た、高い!!」


決してぼったくりではないのですが、妙に高かったことだけはおぼえている。

二人の現金を足しても払えないので、Kのカードで支払う・・・。


「今度から店のシステム、料金聞いてから払うことにしような・・・」

「だな・・・orz」


これがわたしの自腹キャバクラデビューである。


ラストデートの次の日、わたしはいつも通り会社からショートメールをした。

すると、


「電波が届かないか、電源が入っていないためつながりません」


みたいなメッセージが・・・。この頃はまだメールではなく、ショートメールだったので、電話番号で

メールを行っていました。


「え? どういうこと?」


急に不安にかられ、電話をしてみる。やはりつながらない・・・。

わたしは訳が分からないまま、何度か電話をかけてみる。 つながらない・・・。

普通に電波が届かないか、電源を切っているだけかもしれない。

でもわたしはこの時漠然とであるが、嫌な予感を感じていた。


「なんか和美とはもう逢えない気がする」


っと・・・。昨日クリスマスの旅行のお金を振り込んだばかりである。帰りもキスをして帰ったばかり

である。でもすごく嫌な予感・・・。はずれて欲しかった。


午後になりもう一度電話をかけてみる。すると・・・。


「現在この電話番号は使われておりません・・・」


はぁあ?? なんでぇ~??

連絡の手段も途絶えました・・・。


その日の夜・・・。和美が自宅の電話番号でわたしの携帯に電話してきた。

わたしはもう、どういう展開になるのか確実に分かっていた。しかし、なんで急転直下、このような

ことになってしまったのかは、全然わからずじまいではあった。


「ひなちゃん・・・」


しばしの沈黙・・・。わたしはもう覚悟を決めていた。


「ごめんね・・・。わたしたち・・・、別れよ?」


予想通りの言葉・・・。ふつうならここで、何がどうなったのか? なぜ急にこんなこと? わたしの

何がいけなかったのか? とか聞くのだろうか???

わたしは女々しいことが大嫌い。いや、本当は人一倍女々しいのを知っている。なので

女々しく振舞うようなことは絶対にしたくない!!


「分かった・・・。今までありがとうね。元気でがんばってね・・・」


冷静に言えたと思う。声を荒げることもなかったと思う。その証拠に・・・。


「え?? それだけ??」

「ん? どういう意味??」

「どうしてか理由聞いたり、急な・・・わたしのわがままに怒ったりしないの??」

「え? 別れるっていったのかずちゃんでしょ?」

「そりゃそうだけど・・・。なんかあっさりしてるから・・・」

「じゃあ、自分がここでさ、ぼくはまだ君が好きです。悪い所があったなら治すから、もう少し

付き合おうよ、と泣き叫べば、かずちゃんの気持ち変わるの?」

「それに仮にそれで元に戻ったとして、一回別れるという気持ち芽生えてしまって、

それがまた再発しないって保証もないよね?」

「ま、まあ、そうだけど・・・」

「じゃあ、何も言わずに楽しかった思い出だけを胸にすんなり別れた方がいいじゃない」

「ということで、じゃ~ね!」

「え、ちょtt・・・」


わたしは電話を切る。それがわたしが踏ん張れる限界であった。これ以上話していると感情が

溢れてしまいそうであったから・・・。電話を切った後、わたしは思わず心の奥で叫んだ。


マジかよ~~~!!

なんでこんなになったんだよ~~!!


こんな時人間はわけのわからないことを考えたりするものですよね。

わたしの次に取った行動は・・・。だましていた明子、そして原田への罪の意識・・・。

このまま黙っていたほうが、少なくとも2人を傷つけることはなかったと思う。

だがわたしは、謝らなければいかないと思ってしまった。

原田とは会社でいつでも会える。なので明子に先に謝ろう。

わたしは明子に電話した・・・。


「もしもし? あ、りりすさん!」

「あきちゃん? ・・・。今まで本当にごめんなさい・・・」

「え? どうしたんですか?急に??」


今までのことをすべて明子に語った。はじめ黙って聞いていた明子だが、電話越しにではあるが、

怒りの想いを感じられた。


「じゃあ、11月とかりりすさんとデートした時にはすでに和美ちゃんと付き合っていたってこと?」

「はい・・・。ごめんなさい・・・」

「ゆるせない!! なんでもっと早く言ってくれなかったんですか?」

「何回も言おうとした・・・。でも・・・。ホントごめんなさい・・・。」

「りりすさんも許せないけど、和美ちゃんがもっと許せない!! あの人、どういうつもりなのよ!!」


女々しいことはしないと言っといて、この行動がすでに女々しいですね・・・orz

正直に話せば明子に許してもらえるとでも思ったのでしょうか、当時のわたし・・・。


明子との電話が終わってしばらくすると、和美からまた電話が来た・・・。


「どうしてあきちゃんに、全部話しちゃったのよ!?」

「今までだましていて、悪いと思ってたから、謝りたかった・・・」

「もうわたし達は終わったんだから言う必要ないでしょ? 彼女とわたしの関係がおかしく

なっちゃったじゃない!!」


なんかこの言葉が異常に腹が立った。わたしは初めて・・・、語気を荒げた・・・。


「はぁあ? 関係がおかしくなっただぁあ? それを覚悟でこうなったんじゃないのかよ?」

「自分の都合ばっかり考えるなんて虫がよすぎるんじゃないのかよ?」

「おれはこうなることも覚悟で和美と付き合ったよ! だから明日おれは原田にも謝るつもりだ!」


ガチャン・・・。


次の日原田に謝ろうと決めていたものの、なかなか切り出せず、その日は終わってしまった。

その次の日、勇気をだしてわたしは原田を飲みに誘った。

そして事の顛末を全て原田に語った。原田の顔は怒りに満ちている。


「なんで今頃そんなことを語るんだよ!?」

「ごめん・・・」

「謝るくらいなら始めから言うなよ! 隠し通せよ!」

「・・・」

「確かに俺と和美は出張前に終わっていたかもしれない。でもお前は俺と和美の間を

取り持つようなことをして、結局くっついたんだろうが!!」

「俺は言ったはずだ! 人の恋愛に首つっこむなよって!」

「そして別れたとたんに俺に報告だぁあ? 何様のつもりだよ!」

「ごめん・・・」


涙がこぼれた・・・。友達をだましたからだろうか・・・。好きな人と別れたからだろうか・・・。

自分が許せなかったからだろうか・・・。いろいろな感情が入り混じり、涙をこらえることが

できなくなっていたわたし・・・。


クリスマスに有給を入れてしまったため、会社を休む。しかしわたしはひとりぼっち・・・。


クリスマスを終え、会社に出勤すると、クリスマスを休んだ意味ありげなわたしに

会社の人たちが野次りにくる。わたしは笑ってそれを受ける。その時出来る最高の笑顔で・・・。

顔は笑って、心で泣く。


会社の忘年会では、酒がめっぽう強いわたしであるが、つぶれました。

そしてその年の12月31日・・・。


血を吐きました・・・。


自業自得である。この経験はわたしの人生に大きな影を落とす事件であった。

この苦しい、とても重い傷から逃れたい、そんな気持ちからわたしは遊び人へと変わってしまった

のである。


ふ~~。つまらない恋愛話を長々とすいませんでした・・・。

これからがわたしの夜遊び人生本番です!!!

お泊りの日以来、さらにラブラブなムードが漂うわたしと和美・・・。

原田と明子のことはやはり気がかりであるが、もうそれどころではない。

わたしの元へたびたび明子から電話が来たり、原田は海外出張から帰って来たりは

していたが、二人が付き合っていることは極秘である。


年の瀬が迫った12月・・・。

カップルの一大行事、クリスマスがやってくる。わたしたちも例外なくクリスマスの話をしていた。

そしてわたし達は・・・。有給を取り、二人で温泉旅行に行こうと決めた。

どこに行くとかは時間が余っている和美が決める。そしてデートを兼ねて旅行会社へお金を

振込みに行く。場所は池袋。この時のわたしは、これがラストデートになるとは露にも思わなかった・・・。


いつものようにラブラブ気分で旅行会社へ行き、そしてお金を払い込む。

そして二人で昼食を取り、買い物・・・。


「ひなちゃ~ん、これひなちゃんに似合うと思うよ!」

「どれ?」


当時流行っていたフリース。色合いは赤、オレンジ、青と区分けされていて、かなり派手。

わたしは普段は黒、茶色を基調とした服しか着ていなかったので、少し抵抗感がある。


「ひなちゃんはいつも暗い感じの服装だから、派手な感じきたほうがいいよ」

「そうかなぁ~」

「うん・・・。そうだ! わたしが買ってあげる!!」


買い物が終わった後、わたし達はぶらぶら池袋の街並みを歩く・・・。


「ホント、街はクリスマス一色だね・・・」

「うん・・・」

「旅行楽しみだね・・・」


そして二人は軽くゲームセンターでコインゲームをする。

今思えば、この辺りから少し様子がおかしかったのでは? と感じられるが、その時のわたしは

全く気づかない・・・。


そして夕食。普段通り(だと思っていた・・・少なくとも当時のわたしは・・・)をし、そして・・・カラオケへ。

和美は浜崎あゆみの歌が好きで、当時流行っていた、


「こい~~び~~と~~たちは~~♪♪」


ってやつを歌っていた。

カラオケが終わりそろそろいい時間・・・。


「この後どうする? 帰る? それとも・・・」

「ん~~、今日は帰る・・・」


あら? いつもはわたしより積極的な彼女にしては珍しい反応。でもその時は


「そんなときもあるさ!」


って感じ・・・。


「じゃあ、送って行くよ!!」

「いいよ! 家まで近いし!」

「ぼくがもう少し君と一緒にいたいから、送らせて・・・」

「・・・」


きっとこれが決定的だったのだろう。今思えば・・・だけど。

以前ここで書いたことあったかな? 彼女は昔、会社で働いてる時に付き合っていた男が一年以上も

忘れられず、それを払拭するためにパーティーに行くようになったと・・・。この時もやはり彼女はその

男を忘れきれていなかったのである。その男は彼女より年上の男性で、とても大人っぽい人だった

と和美から聞いたことがあった。だからわたしにももっと大人の男性として振舞ってほしかった

みたいなのである。


ゲームセンターに行くような行為。それ以上にもっといたいから送るという行為。なんかそれが

彼女にとってとても子供っぽく思えたみたいである。もっと一緒にいたいからといって、未練がましく

家までついてくるという行為が・・・。


彼女の家の近くまで一緒に行き、そして最寄駅まで連れて来て貰ったわたし・・・。

その駅で彼女とキスをして別れた。


それがわたしと和美のラストデートである。

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いします。


今のシリーズを去年中に片付けたかったんですが、年末年始がいろいろ忙しく、

全然更新できませんでした・・・orz


(本編)
私は母親と2人暮らしなのですが、11月末にその母親が二泊三日の旅行にでることになりました。
そのことを何気なく和美に話したところ、意外な言葉が・・・。


「じゃあお泊りしに行っちゃおうか?」


!!! もちろん二つ返事でOK。


お泊り当日。
新宿を出たという和美のメールをもらい、わたしは最寄駅まで向かえに行く。大体何時に到着するか

分かっているはずなのについ早めに行ってしまう早漏なわたし・・・。電車が来るたびに混雑する改札を眺めながら和美の姿を探すわたし・・・。この電車ではないのか・・・、落胆するわたし・・・。
そして次の電車を心待ちにするわたし・・・。そんなことを数回繰り返したその時、和美の姿がわたしの目に飛び込んだ・・・。私の頬に赤みが帯びる。


「ひなちゃん、待っててくれたんだ!」
「うん、待ちきれなくて早めに来ちゃった・・・」
「待ってなくても駅に着いたらちゃんと電話するのに・・・。でもありがと」


・・・。はい、みなさんのご指摘通り、バカップルです・・・。


二人は腕を組んでわたしの家に向かいました。わたしの家は駅からゆっくり歩いて15分以内。

こんなときの会話は何を話しても幸せいっぱい夢いっぱい。あっとゆうまに家に着きました。
まずは1階のリビングでくつろぐ。そして一段落したところでわたしの部屋がみたいというので

私の部屋へ・・・。前の晩ちゃんと片付けたはずなんですが・・・。汚いとダメだし・・・orz


二人で部屋を片付けることに・・・。定番のわたしの昔のアルバム等見たりしながらも掃除完了。
時間も夕食時になったということで、近くのスーパーに買出し・・・。


和美の手料理が食べれる!!

実は和美は会社辞めてから週1くらいの頻度ですが、料理教室に通っていると聞いていた。

「今日は何作ってくれるの?」
「ん~、ひなちゃん何食べたい?」
「かずちゃんが作ってくれるものならなんでもいいよ?」
「でもひなちゃん、好き嫌い多いじゃない!」
「なんだよね~」

なんて会話をしながら、決まったメニューは・・・。オムライスとなんかのスープ(ど忘れ)、そして

シーザーサラダ。材料を買い、家に戻り、そして料理開始。

わたしも手伝おうと思ったのですが、TVでも見て落ち着いてて!と言われたのでおとなしく

出来上がるのを待つ。料理完成!!


「こっちちょっと失敗しちゃったからわたしのにするね!」


オムライスの一つが卵が破れてしまっていた。


「あ、いいよ。そっちが自分ので・・・。かずちゃんが作ってくれたものならなんでもおいしいと思うしさ・・・」
「だぁ~め!! それじゃわたしの気がおさまらないもん!」
「そっかぁ~。じゃあ遠慮なくうまくできた方もらうね!」


料理は普通においしい。でも好きな人の手料理というだけで非常においしいに変わっている。

料理は愛情とはよくいったものだ・・・。

夕食後、食器の片付けは今度はわたしがすることにして、彼女にはくつろいでもらう。

それと同時にお風呂の用意・・・。


「かずちゃん、お風呂沸いたからお先にどうぞ」
「あ、ありがとう・・・」


なんか変な沈黙・・・。そして和美が口を開いた。


「ね~」
「ん?」
「もしひなちゃんがよければだけど・・・」
「うん」
「一緒に入る?お風呂・・・」

―――――(・∀・)―――――キタ――!!

「うん。かずちゃんが良ければ・・・」


なんて冷静を装ってはいたものの、その瞬間にうちのボブは出力全快!!
エネルギー充填120%!!!状態!!!
いきなりテンション高すぎです!!

・・・。取り乱してしまいました、すいません・・・。


二人は腹を脱ぎ始めました。彼女の下着は・・・、前回私が熱で倒れそうな時に一緒に買った、

黒のレースの下着。それにしてもナイスプロポーション。出るところは出、そしてくびれるところはくびれる。もうちの息子は天に拳を振り上げるラオウ状態であるのはいうまでもありません。


「ひなちゃん・・・、もうそんなになっちゃってるんだ・・・」
「そりゃ、なるよ。かずちゃんを見て、こうならない方がおかしい!!」
「ふふふ。ありがと・・・」

わたしの家のお風呂はそんなに大きくはないので、二人が湯船に入るスペースなどなく、

一人が体を洗っている時は、一人が湯船につかるという感じである。

和美が体を洗っている姿をじっとみつめる私・・・。


「なんか洗っているの見られるのすごい恥ずかしい・・・」
「あ、ごめんね。かずちゃんに見とれてたの・・・」
「わたしも後でずっとみちゃおっと!」
「男の箇所で見る場所なんて一箇所しかないじゃん!」
「え?・・・。もう!!」


なんて軽くふくれる表情など、めっちゃ愛しい。

お風呂の間中、ボブは静まることはなかった・・・。


二人での入浴は終わり、わたし達二人は私の部屋でくつろぐ。布団を二人分敷き、TVを見たり、

肩こりを持っている彼女のマッサージをしたり、ゲームをやったり・・・。時間はどんどん過ぎていく。

夜も更けてきて、


そろそろ和美と・・・


と思っている矢先に、わたしを絶壁から落とす一言が和美の口から発せられる・・・。


「ひなちゃん・・・。すごく言いにくいんだけど・・・」
「ん?どうしたの? かずちゃん?」
生理きちゃったみたい・・・」


ガァーーーーーーーーーーーーーーーーーン・・・
ひなは痛恨の一撃をくらった。586のダメージを受けた・・・。

気分はそんな感じ・・・。でも誰が悪いわけでもないので、そこは冷静を装い(まあきっと態度に

出ていただろうけどね!)、


「生理ならしょうがないね。別にあせるわけじゃないし・・・。うん、しょうがないよ!」
「ごめんね、ひなちゃん・・・」
「うん、平気平気! ま、今日は疲れただろうしもう寝よ?」
「うん」


ということで電気を消し就寝・・・。暗闇の中で見つめ合う二人。自然と二人はキス・・・。
ずいぶん長い間していたと思う。わたしの手は甘いその時間の流れに任せながら彼女の胸へと伸びる。

吐息が漏れる和美。わたしはもう自分の中に広がる欲望を抑えることができず、彼女のスエットを脱がし、

そして乳首を吸い、またキス。愛撫はどんどんエスカレートしていき、彼女の下半身にも手が伸びる。

和美は甘い吐息から、あえぎ声へと変化していた。わたしの手が彼女の陰部に届いた時、

わたしは我に返った。わたしの左手が真っ赤になっていたのである。


「あ・・・。ごめん・・・。生理だったんだよね・・・」
「はぁぁはぁぁ、ううん。大丈夫だよ・・・」「ねえ、ひなちゃん?」
「ん?」
「いいよ、続きやっても・・・。わたしももう抑えられないよ・・・」

血で真っ赤になった手をティッシュ拭いていたわたしは、和美のその言葉でまた我を忘れてしまった。

和美との行為をキスで再開し、そして全身を愛撫・・・。生理だということもまた忘れ、わたしは和美の

下半身を舐める。


「ダ、ダメ! 汚いから今日は・・・あっ!」


舐めた瞬間に口いっぱいに広がる錆びた感じなの味・・・。間違いなく血の味である。


「うっ・・・」
「だからダメっていったじゃ~ん」「もう・・・しらない!」
「ご、ごめん」


そんなやり取りもありつつも、わたしは和美の両足の間に体を持っていった。

そして・・・、結ばれました。


「やっと一つになれたね・・・」
「う、うん」


結ばれたまま長いキス・・・。キスをしながら軽くわたしは上下運動をする。

口を離し、その上下運動は速さを増していく。


「い、いやぁ~」


和美の声は絶叫状態へと変わる。以前にも述べたがわたしは基本は遅濡である。

しかし、愛情一杯のSEX、それに(心の)おあずけをくらい、そしてこの日のために溜めていたという

いろいろな複合要素が加わって、すぐに逝ってしまった・・・。


「え~~。も~う?」
「ご、ごめん・・・」


わたしのボブは血まみれ、そして和美の下半身も血まみれである。わたしはボブ、

そして和美についている血をふき取り、横になる。見つめ合う二人・・・。そのままキスをし、

すぐに二回戦が始まった。今度は、愛撫を長めに行い、手にて一回逝ってもらう

そして1回抜いてしまったボブはすぐに逝くようなこともなくなりスーパーサイヤ人状態


「いやぁ~~ん、も、もうダメェ~~。一緒に逝って~~」
「うん、一緒に逝こう・・・」


今度は二人同時に果てた・・・。行為後の処理を終え、わたしは和美を腕枕してそして二人は

眠りに落ちた・・・。

次の日もいちゃいちゃ甘えてはSEXし・・・をくり返し、二人のお泊りは幕閉じた・・・。

余談であるが、はじめ彼女が来る前にどこにどのような物が置いてあったかをすべて把握してる

つもりだったので、それを元に戻し、匂い等も消し、証拠隠滅完璧!! と思っていたわたしで

あったが、親が帰ってきてキッチンに入った瞬間、


「おまえなぁ~~!! なにやってるのよ!!!」

と親が怒り出す。どうしたのか聞いて見ると、

「わたしがいないのいいことに、女連れ込んだでしょ?」

「え???!!!」

「女ってのは、いくらお前が証拠隠滅しようとしても、すぐに分かるもんなのよ!!」

「・・・」


女って・・・、怖いですね・・・。

もう何事も目に入らない私と和美。11月の寒さなどどこ吹く風。毎日の電話、昼間は私は仕事中だが、

今は仕事も何もしていない和美。何十通と来るメール(ショートメール)。週末は二人でデート。

世界は私達中心で回ってるかのごとく・・・。ただ、私は罪悪感に刈られていたのもまた事実なのである。

ちなみに、この頃私は和美に"ひなちゃん"と呼ばれていた。なぜひななのか?

髪が薄くなって産毛みたいに見えるらしく、


「産毛だぁ~~!! まるで"ひな"みた~~ぁい」


・・・。まあなんとでも呼んでくれ・・・orz。

ま、ひなは置いといて・・・。


「ねね?かずちゃん?」

「ん?なぁ~に、ひなちゃん?」

「やっぱりさ・・・、あきちゃんと原田には俺達の関係をはっきり伝えとかないか?」

「心苦しいし、それの方がやっぱり・・・。」

「ダメ!! 言わないで!! ひなちゃんの言うことも分かるけど、もう少し待って!」

「原田はまだヨーロッパだからあれだけど、あきちゃんだけにも・・・」

「未だに電話来るし、自分やっぱり辛いよ・・・」

「うん、分かるんだけど・・・。それにあきちゃん、昔の彼氏とひどい別れ方してて、

男性不振ぎみになってるから、傷つけたくないの・・・」

「なら、なおさら正直にいうべきでは・・・」

「このまま知らないなら、それの方がいいし、もし私達が分かれたらそのまま知らないまま

フェードアウトもできるじゃない!」

「でもそれだと、俺はずっとかずちゃん、あきちゃんと二股かけてろってことなの?」

「そういうことになっちゃうけど、それは仕方ないし、私はそれでいいと思う・・・」

こんな議論を何回したか・・・。でも和美に流されるまま、私は結局誰にも話せず、心苦しい気持ちを

抱えつつ、しかし和美と燃えるような恋をしていたのである。


デート場所は大体が新宿。他にはサッカーを見に行ったり、横浜に行ったりと・・・。

ある日の平日、私は38度以上の熱を出してしまい、会社を休んだことがあった。

布団の中で、熱にうなされていると、一本のメールが・・・。和美である。


「仕事がんばってる~?」

「いや・・・。今日会社休んでる・・・」

「え?どうしたの??」

「熱が出て、正直しんどい・・・」

「お見舞い行く!! 看病させて!!」

「いや、親がいつ帰ってくるか分からないし・・・」

「でも行きたいの!!」

「分かった・・・。じゃあ俺が行く!」

「え?熱があるんでしょ? 大丈夫なの?」

「俺も・・・、かずちゃんに逢いたいし・・・」


馬鹿ですね、私・・・。今なら到底そんなことはできません。

でも当時の私は体の熱以上に和美の熱に当てられていたのである。


わたしはふらふらの体を押して、新宿に出た。待ち合わせ場所は確か、新宿西口。


「大丈夫?」

「かなりやばいかも・・・」

「無理しないでいいのに・・・」

「いや、かずちゃんの顔が見たかったから・・・」

私はふらふらの体をおして、西口から南口へ続くルミネの道を歩き始めた。


「ねね?買い物に付き合ってもらっていい? 買うもの1つだけだから、あちこち行くわけじゃないの」

「いいよ・・・」

はっきり言ってしゃべる余裕もない。で言うがままについていくと、ルミネ内の女性ものの下着売り場・・・。


「一緒に下着選んで?」

「!? 俺が選ぶの?」

「うん!! 好み知りたいし・・・」


勘弁して下さい・・・orz


まあ、私が選ぶというか、彼女好みの下着を数種類ピックアップして、最後の選択を

私がするってくらいなんですけど、やはり女性用下着売り場は入りづらいですね・・・。

選んだのは、黒を基調としていてデザインもいい感じの、ワンポイントでピンクが入ったもの、

そして、ワインレッドのレースの下着。サイズはEカップ。


その後は、夕食。もうこの頃になると熱がしんどくて、何をしたのかもおぼえていない・・・。

ということなので、帰ることに・・・。

かずちゃんは、山手線で池袋方面、私は小田急線で下る感じ。

なので、東口から入った私達は、山手線の池袋方面のホームで別れることになる。

あの長い通路を腕を組んで歩いている二人・・・。


池袋方面行きのホームへと続く階段下で別れようとしたら、和美が若干顔を下に向けつつ、


「ねね? キスしよっか?」

「え?」

「キスしよ!」

「風邪うつっちゃうかもだし・・・」

「ひなちゃんの風邪なら、もらったとしてもいい!」


和美と初キスです!! 

人目も気にせず、長々とディープ

唇を離し、見つめあう二人・・・。


「はずかしいね・・・」

「うん。でもすごく心が震えてる・・・

「私も・・・」


別れを惜しむように再びキス。

10分以上キスしてたと思います。

体調的にとてもしんどかったけど、とても心が震える一日であった。

連日続く、和美からの電話。いつもいつも4時間、5時間続く電話。

しかし、それだけ毎日電話してるのにそれだけ続けられるのはやはり話していて楽しいからであろう。

その話の中でいろいろなことを聞いた。


1.今までOLと言っていたが、実は私達が出逢ったパーティの時にはすでに辞めていた。

2.OL時代に社内恋愛をしていて、その年上の彼氏に熱を上げていた。

3.その彼氏と別れてしまい、それでパーティに参加するようになった。


などなど。まあそんなこと話すこともないんだろうけど、いろいろ嘘をつかれていたんだなあ~っと。

そして、彼女はまだ元彼を忘れることができていないということも感じた。


原田が出張に出た11月。外はすっかり寒くなり、どこかさびしげな11月。私は明子と話すより

明らかに和美と話をする時間が増えていた。そんなある日・・・。

いつもの馬鹿話やエロ話等をしていたが、急に和美がため息を漏らし始めた。


「はぁ~~~」

「ん?急にどうしたの?」

「え! あっ、うん・・・」


私は和美の言葉を待った。明らかにさっきの雰囲気とは違う。

私は、半ばその次に吐き出される言葉が何かを悟っていた。しかし、それは非常に困る言葉でもある。

和美は長い沈黙の後、急に感情がこみ上げてきたのか、しゃくり声をあげた。泣いている。


「わたし、どうして原田さんを選んじゃったんだろ・・・。

  始めからりりすさんを選んでいれば

こんなにならないで済んだのに・・・」


予想通りの言葉・・・。突如来た和美からの電話以来、いつかは言われると思っていた言葉・・・。

私は予想してはいたものの、やはり困惑の色は隠せない。


「もう友達の原田さんとHもしてしまった私じゃダメだよね?」

「もうりりすさんは、あきちゃんの事が好きなのよね?」

「もっと早く・・・、もっと早く気づいていれば・・・」


この手の言葉連発です。私だって男です。この手の言葉はやはりうれしいです。

しかも、私はパーティ後からしばらくの間、和美に淡い恋心をもっていたのも事実です。

原田に興味がいっていたのであきらめただけなのです。


しかし、やはりこの告白は受け入れられません。

私と相棒"原田"との関係、"明子"との関係・・・。もう3ヶ月前とは状況が違うのです。


「気持ちはすごいうれしいよ。和美すごくかわいいし、話もずっとしていても飽きないし・・・」

「自分だって前は和美に興味を持っていたのは事実だし・・・」

「でも、やっぱりダメだよ。原田との関係が悪くなるし、あきちゃんの心も踏みにじることになるし・・・」
「そうだよね・・・。もうダメなんだよね・・・」

その日はその会話以降、話を続けることが出来ずに終了。

だが、その次、その次と毎日続く和美からの電話。内容は終始、愛の告白。

始めはダメだよねと言っていた和美もだんだん吹っ切れてきたのか、


「好きな気持ちはもう抑えられないの!」

「りりすさんも私の事想っていてくれるなら、なにも問題ないじゃない!」

「私と原田さんは、もう別れているのも同然だし、その後のことなんて彼に止める権利はない!」


でもやはり明子ちゃんとのことは、彼女なりに気を使っていてみたいで、その話になると

はっきり語気が弱まるのが分かる。

しかし、ここまではっきり、連日連夜、愛の告白を自分が想っていた人からされたら、心は

グラグラ揺れ動いても仕方ない。Hなことなど少しも考えていないのに、毎日話してるだけで

ガマン汁がパンツを濡らしていた。


「りりすさん。わたしはあなたが好きなの!! もうどうしようもないの!!」


毎日朝4時、5時まで続く電話、そして告白。疲れ果ててもいた。正常な判断も下せなくなっていた。

そして和美を想う気持ち大きく膨らんでいて、破裂寸前でもあった。


「おれも和美が好きだ!! おれと付き合ってくれ!!」

心折れました。


「男って、ダメですね・・・^-^」

「はい、ダメですよ・・・^~^;」


こうして破滅の道へ踏み出してしまったのである。



長々としてますね~。早くこのシリーズ終わらせないと・・・。

この話が終わると、夜遊びシリーズになりますので、もうちょいお付き合いを・・・。


(本編)

誕生日会後、私と明子は普通に愛を深めていってたと思います。もちろん体の関係はまだですが・・・。

夏の日差しも弱まり、秋の気持ちの良い風が吹き始めるようになった10月。仕事が終わり、家で

くつろいでいる私に一本の電話が入った。


「りりすさん、お久しぶりです」


和美である。


「あら、久しぶり~。どうしたの急に電話なんか??」

「いや、なんとなく久しぶりに話したいなぁ~っと思ったんです」


久しぶりに話したい??? はぁ~~~?


なぁ~んて某お笑い芸人じゃありませんが、なにか違和感を感じました。

始めは何気ないことでゲラゲラ笑ったり、はたまたエロ話をしたりしていました。が、何か心につまった

感じがします。私は話が一段落したところで思い切って聞いてみました。


「ねね?最近原田とはどうなの?」

「原田さんからは何も聞いてないの?」

「うん。俺達、そーいう所はこちらから聞いたりしないし、向こうも話したりしないから・・・」

「そっか・・・・・・・・・」


しばしの沈黙が流れる。しかし、その沈黙がすべての答えであるのが私には分かった。


「わたしたち、やっぱりダメみたい・・・」

「どうしたの?また何かあったの?」

「なんかそういうのでなく、性格が合わないのかも・・・」

「始めは私もガマンしてたんです。でも私が何か言ってもいつも上から押さえつける感じで・・・

 なにかもう・・・疲れちゃいました・・・」


そうなのです。和美も原田も動物に例えるならまさに百獣の王、ライオン

華やかで威風堂々、そして主導権を握りたい感じですかね?二人は傷つけあってしまったのです。

私は、和美の話をただひたすら聞いていた。それしかできなかった。


この電話があって間もなく原田からもダメかもしれないという弱気な声も聞いた。弱気な声を

相棒から聞くのは初めてである。


そしてあの電話があって以来、和美から毎日のように電話がかかってくるようになった。

明子からももちろん電話がかかってくる。つまり、4角のうち、自分を除く3角すべてを

自分は背負う形となったのである。それでもわたしは、この関係が崩れて欲しくなく、いろいろ

奔走していた。相棒からも、


人の恋愛に深く首つっこむなよ!


と怒られた時もあった。

10月中はとにかくこのような感じが続いた。日に日に私の負担は大きくなる。

この頃には和美の電話は毎日4,5時間続くようになる。途中で明子からの電話が来ると、


「ちゃんと出てあげて! で終わったら私にまた電話ちょうだい?」


というような感じ。

和美と原田、この二人の関係はもう心の中では終わっていたのであろう。しかし、それを言葉として

はっきりと終わりを宣告するというところまでは至っていない、そんなある日、原田は一ヶ月ちょっとの

ヨーロッパ出張に出かけた。この出張をきっかけに、私は過ちを犯してしまったのである。

私達、"りりす""明子"の関係も、日に日に親密さを増していった。

毎日のように電話したり、休日に食事をしたり・・・。

そんな中、異変は突如訪れたのである。私達にではなく、"原田""和美"にである。

異変というのは・・・、二人の仲がうまくいっていないということ。相棒とは会社で毎日のように

会っていて、いつも一緒にいたのであるが、そのようなプライベートな話は突っ込んで聞いたりは

もちろんしていない。ではそのような情報はどこでもたらされたのであろう?明子であった。


「りりすさん、こんばんは~」

「あきちゃん、こんばんは~」

「ねね?りりすさん? なんかあの二人、あまりうまくいってないみたいなんですが、

 なにか聞いていません?」

「え?そうなの? うちらあんまりその手の話しないから、全然知らなかった!?」

「どうしましょう・・・。あの二人の仲が悪くなると私達も会いづらくなっちゃいますね・・・」

「うん・・・。そうだね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「うちらで二人の仲をもう一度取り持つようにがんばってみようか?」

「うん、そうですね!」


人の恋愛なんて、ほっとけば良かったのです。出逢いはともかく、出逢ってしまった後から

それはもうグループではなく、二人だけの問題になるのに・・・。それは今になって言えることであり、

当時の私達はそんなことは露にも思わなかった。そう思っていたのならば、私達二人の関係も

おのずと違う結果になっていただろう。


「でも、どうすればいいですかね?」

「いい口実があるじゃない!」

「なんですか、それは?」

「9月末日は、和美さんの誕生日じゃなかったっけ?」

「あ!! そうですよ!!」

「4人で誕生日会でもやろう!」

「それいいですね!! さすがりりすさん!!!

明子が和美に、私が原田に誕生日会をやろうという旨を伝える。二つ返事でOKとまではいかなかった

が、二人ともまだ気持ちが残っているみたいで了承を得た。開催場所は池袋。

池袋に行く前に私と原田は新宿、高島屋でプレゼントを買いに行った。相棒は何を買ったか忘れて

しまったが、私は確か15,000円くらいのワイングラスだったと思う。その足でそのまま池袋駅へ。

池袋駅へ到着・・・。


「原田、ちょっと待ってて?」

「あ、うん」


私は原田を待たせ、花束を買った。


「ほら。これ、和美に渡してあげな」

「ええ、いいよ~」

「ほら、もう買っちゃったんだし、彼氏でなく友達の俺があげるのもおかしいじゃん!!」

「余計なことしなくてもいいのに!」

「ま、そう言わず・・・」

「じゃ、金だけは払う。いくらかかった?」


そして待ち合わせ場所の池袋東口、緑の窓口付近で彼女達2人と合流。喫茶店で軽く

のどを潤す。和美はみんなからプレゼントをもらい喜んでいた。しかし、4人の雰囲気は

若干ぎこちなさを感じる。

その後、明子が予約したイタリアンレストランで誕生会。はっきりいうと、ここでの記憶というのが

ほとんど残っていない。それだけ私は必死だったのであろう。だが、時が経つにつれ、ぎこちなさ

が段々と緩和され、最後はいい雰囲気で会を終わらせることが出来たと思う。

その日の明子との電話は、


「これで一安心だね」

「はじめはどうなるかと思いましたが、なにはともあれ良かったです。りりすさん、おつかれさまでした」


で締めくくっていた。

あの合コンから向こう約一ヶ月間が、私達にとって1番の黄金期だったのではないでしょうか?

世界史で例えるなら、パックス・ロマーナ・・・。マニアックですね・・・orz


私的には、この頃は和美と電話することはほとんどなくなり、あきちゃんと電話する機会が増えてきた。

彼女は確か私達3人(私、原田、和美)の一つ年下だったのですが、とてもしっかりとしていて年下とは

思えないほど・・・。歯科衛生士で、そこの歯医者さんからとても信頼されている。仕事が終わると、

スポーツジムに通い、小柄ながらとても筋肉質(なので胸は小さい・・・)。よく自分でも、


「筋肉質だから、なにかあったらボコボコにしちゃいますよ?」

とか、

「どうせチビで筋肉質で、胸だってないですよ~~ >_<」


など、自虐的な冗談を飛ばしていたりしました。

でもやはり共通の話は原田と和美のこと。人の恋愛など放っとけばいいのでしょうが、

そうすると私達二人が話す口実が無くなってしまうのである。


そのようなことが続いていたある日、会社で相棒と昼食を食べていたら、


「りりす?」

「ん?」

「俺達、付き合うことになった・・・」

「おおおおおお!!! 良かったじゃない!!!」


その日会社から帰るとすぐにあきちゃんに電話。


「もしもし、あきちゃん?」

「あっ、りりすさんこんばんは~。今日はどうしたんですか?」

「それが・・・。今日聞いたんだけど、あの二人、付き合うことになったみたいよ?」

「えええ!! 本当ですか!?」

「みたい!!」


応援隊はこの時は本当に喜びました。別に私達が何かしたとかはなかったんですけどね。


「このままうまくいってくれるといいね~」

「そうですね~」


この時、私とあきちゃんとの関係も少しづつ親密さを増してきた時期でした。


「今度さ、いろいろ(今回の事)話したいし、どこかで食事でもしに行きません?」

「いいですね~。どこかいいですかね?」

「二人の住んでいる所の間辺りをとって、新宿なんてどうですかね?」

「はい、分かりました!!」


なんて感じで新宿で初デートとなりました。

まさに私達4人の関係が一番盛り上がっていた時期でしょう。世界で一番暑い夏

ってな感じでしょうか?


Hold me tight Darlin~~~♪

・・・。歌ってしまいました。

この時は、この関係がずっと続いていくのだろうと思っていました。

しかし、そううまくはいかないのが人生・・・。

もうすぐそこまで、異変が迫っていたのです。