赤羽は街の規模のわりに、純喫茶が少ない気がする。飲み屋が異様に多いから、余計そう思うのかもしれないけど。

純喫茶が求められていないのだろうか?

…いや、一概にそうとも言い切れず。思わぬ形で棲息する純喫茶があった。

飲みたい客には酒を与え、食べたい客には定食を与え。もちろん喫茶店なので、コーヒーも飲める。そんな純喫茶が赤羽にあるという。深夜まで営業する「暖母(ダンボ)」である。栗林一平