◆3日目(令和5年7月2日(日))
新青森→野辺地→大湊
今朝の青森は少し青空が見える天気。
ホテルの部屋から北の方向を見る。
ホテルから新青森駅までは徒歩3分ほど。
外は少し肌寒い。
青い森701系という車両で2両編成。乗客は2〜3割ほど。
ここからは第三セクターの青い森鉄道となる。
青い森鉄道は東北新幹線盛岡~新青森開業に伴い、並行在来線としてJR東日本から経営分離された東北本線盛岡~青森間のうち、青森県内の部分(目時~青森)を運営している。
浅虫温泉を過ぎると海が見える。
徐々に乗客が増え、野辺地に到着。
8時6分発大湊線大湊行きに乗り換える。
100系の2両編成。
大湊線は野辺地から大湊を結ぶ58.4kmの単線非電化路線。
東北本線野辺地駅が青い森鉄道に移管されたため、JR線に接続していない飛び地路線となっている。
有戸を出ると防風林の奥に風力発電機が見えてくる。
少し行くと大湊線で最も海に近い区間となる。
大湊線は地図を見ると陸奥湾沿いにあるが、大半は防風林で海が見えない。
9時8分、終点の大湊に到着。
恐山
次の折り返しの列車は1時間以上ある。
1つ戻った下北駅から恐山行きのバスが出ているので、大湊駅から下北駅まで歩くことにする。
大湊駅から国道338号線に出て歩くと左手に北国らしい鉄板葺きの神社がある。
太平神明宮というらしい。
国道は車が少ない。
途中、
田名部川にかかる橋を渡るともうすぐ下北駅。
下北駅に到着。
バスの乗車券は駅前バス乗り場に特設売り場があったので往復乗車券を購入。
11時20分発の恐山行きのバスまで時間があるので駅周辺を散策する。
恐山行きのバスに乗車。
日曜日ということもあり満席となったため、予備の車両も使われていた。
乗客は高齢者が多く、外国人観光客はいないようだ。
40分ほどで恐山に到着。
バスを降りると硫黄の臭いが鼻をつく。
恐山は滋賀県の比叡山、和歌山県の高野山と並び、日本三大霊場に数えられている。
今からおよそ1200年前、慈覚大師円仁によって開かれた霊場。
バス停から約400m引き返したところに三途の川にかかる太鼓橋がある。
傷みがあるようで、橋を渡ることはできなかった。
入山券(500円)を買って総門から中に入る。
入ると正面には山門がある。扁額の恐山の文字が不気味。
さらに奥へ進むと地蔵殿がある。
右に曲がって進むと、ごつごつとした岩肌が現れる。
この一帯を地獄と見立てたのだろう。
岩場を抜けると景色が一変し、白砂の浜辺とエメラルドグリーンの湖が現れる。
極楽浜といい、まさに極楽の世界に来たようだ。
山門へ戻る途中で再び岩肌が現れ、隙間から火山ガスが噴出している。
日差しが強くなり、地獄のような暑さ。
総門を出て右に行くと、六地蔵がいろんな仕草で並んでいる。
帰りは13時5分のバスに乗って下北駅に戻る。
下北→野辺地→八戸→仙台
乗客が多く、ほぼ席は埋まっているので前面展望できる場所に立つ。
こちらはボックス席を確保できた。
列車はのどかな田園地帯を駆け抜ける。
青い森鉄道の駅名標は水色を基調としたデザイン。
16時8分、終点の八戸に到着。
8号車指定席は8割ほどの混み具合。
17時29分、仙台に到着。
701系の4両編成。
今回はこの列車で未乗区間の東北本線の利府支線を乗りつぶす。
岩切から東北本線と別れ支線に入る。
新幹線の車両基地沿いを走る。
17時49分、終点の利府に到着。
駅を出て右側にりふレ横丁という小さな飲み屋街がある。
駅周辺はマンションなどが立ち並ぶベッドタウンといった雰囲気。
仙台に着き、18時34分発仙石線あおば通行きに乗り換える。
仙石線の駅は地下にある。
未乗区間仙台~あおば通の1区間を乗りつぶす。
終点のあおば通も地下にある。
地上に出てみる。
仙台駅まで歩くことにする。
ここから仙台駅が見えますね。
仙台駅に到着。
日が暮れかけている。
仙台駅の中で夏のお酒とおつまみフェアをやっていたのでおつまみを買う。
エスパル仙台東館2階の「藤原やみちのく酒紀行」という店に立ち寄る。
お酒の販売の他、有料試飲もできる。
飲み比べと笹かまを注文。
日本酒が笹かまを引き立ててくれる。
夕食は「味の牛たん喜助」で牛たん定食。
ジューシーで歯ごたえがいい。
今夜はホテルの部屋で宮城の地酒、大沼酒造店の「乾坤一」とおつまみフェアで買った八戸の珍味で部屋飲み。
甘くてスルッといけるお酒です。
3日目 おわり
4日目へつづく