丕緒の鳥

※画像が出ませんでした

新潮社サイトよりyomyomu6号のピンク色した表紙のパンダの雑誌になります。

(※現時点2008.9月現在単行本化はされておりません)


最新作(なんと六年半ぶり!)として、90ページにて掲載された、まごうことなき十二国記の最新作である。…が、漢字(←丕の字が;)は一発では全く出ない;


当初、十二国記自体が講談社文庫であることを考慮すると、魔性の子の続編という見方が強かったが、

蓋を開けてみれば慶国にて慶王陽子即位直後あたりの話。


私自身、十二国記の紹介に関しては、出来るだけ硬い表記にすべきと思っているが、、思っているのだが、、

こればっかりは、本当にうれしい!! アンガト━━━(゚∀゚)━━━!!! 

ありがとう!!主上!! 続きも待ってます!!



さて。本編であるが、短編ということもあり、主人公は下級官吏の男性、丕緒。


丕緒は陶鵲をもって語る。と本文にあるが、いくつもの慶の王朝を見てきた彼だからこそ、現実を悲観しているらしく、引きこもり生活。。。いい年してニートかよ。

そこで新王即位の儀にあわせた陶鵲を作成する話なのだが、その新王というのが月影影海の陽子。

彼が陽子の即位の為に、四苦八苦する中で、当時の苦い思い出として、前王の予王、そしてその前の代の比王、薄王、悧王らが述べられる。それだけで、十二国記好きとしては興味深い。


丕緒自身は仙籍にありながらも、地位としてはそれほど高くない。王と密接な間柄で無いからこそ、下級官吏であるからこそ、の観点からの新王への期待、落胆、荒廃、諦め・・・・・。

そこから蕭蘭との思い出、陶鵲の意味・・・・・。

射儀の儀式を終え、慶王と合い間見えることになった丕緒。

短編としてはすばらしく満足のいく作品である。久々の十二国記。文体がすばらしく小野不由美らしく、蕭蘭の話はまさしく、であろう。


情景描写もすばらしく、、凡人の私には、想像がつかないほどの陶鵲。どのようなものなのだろうか。


そして、、景麒、、、マジでお前は空気を読め(笑

一言しか発してないのに、、、しかも景麒とは全く書いてないのに、景麒の景麒っぷりがたまらなく景麒です(笑



丕緒の鳥

陶鵲が射抜かれ、砕けて落ちることで見るものを喜ばせるのは間違っている。

本来、陶鵲は射てはならないのだ。

王が権の使い方を誤れば、凶事しかもたらさない。

それを確認する行事が射儀なのだと、そう思った。