華胥の幽夢


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これで単行本化されているのは最後です(涙

五話から成る十二国記短編集。五話を簡単にご紹介―――



【冬栄】


 戴国の麒麟・蒿里が蓬山から国に下って、使節として漣国に行く話。

 そうして戻ってくる頃には極寒の地・戴も漸く春を迎えようとしていた。

 この道中に驍宗は例の狗狩りしてるんだと思うと奥深ぃ…; あと阿選が出てくるんだよ…普通にさぁ凹;

 ひとつだけツッコミ…戴主従は完璧にバカップル。

 「私が、傍に来てほしかったのだからな」…主上、子供にこんなキメ台詞言ってどうするんですか?(笑

 漣主従は夫婦みたい;

「泰麒のお仕事は、大きくなることです」


【乗月】


 芳国恵州候・月渓の元に慶国禁軍左将軍・青辛が訪れる

 ――これはCDドラマ「地に獣」を聴いて頂けるとより深く味わえるかと思います。

 青辛が麦州時代の話をするところや、月渓と小庸の昔話…これでまた泣きそうになってしまった。

 …確かにいくら風万篇で変わったとしても、祥瓊のした事って未解決でいて欲しくないような事だったし。

 相変わらず恭王の「らしい物言い」にくすりと笑ってしまう。

 最後に祥瓊にわびることと称して決意する月渓には…王気はないのか?と思わざるを得ない。


「お願いですから、
私たちに同じ苦しみをお与えにならないでください」


【書簡】


 慶王即位後陽子から楽俊へ、楽俊から陽子への人語を話す鳥でのお手紙逢引話(違

 

 祝★楽陽゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ !

 

 …と手放しに喜ばれるような時期の話ではないのですが、嬉しかったのでつい;

 赤楽ですか!そうですか! 楽俊大人気!ひゃっほい♪

 私の中では楽俊は雁の官吏になってほしいので、この遠距離恋愛時期がたまらんのです;

 鼠楽俊も好きですが、人型楽俊の押せ押せモードもたまらなく好きなので、次回はお忍びデート編で!


「そうだな、きっと背伸びをしたいんだと思う」


【華胥】


 イタイ…この話痛いです。

 殺人事件的みたいなことが起きて誰が犯人なんだ? という、ミステリー推理系も含みつつの才国の前国王の話なのだけど、王の失道というというものがどれ程辛辣な事をしたか?とかだけではないとつくづく感じる。

 そんな善悪がきっちり分かれすぎてもなく、見方を変えればひっくり返ってしまいそうなところが、十二国記の面白みのひとつだな、と。

 才麟…怖いってマジ;そういう系の病なの?狂女っぽい…;


「けれど――その国は、私に言わせれば牢獄だ」


【帰山】


 あわせるべき所で会わず、そういうところで出会う二人…あぁん!帰山コンビ最高★

 傾きかけているという柳国で、その国と王について語りつつ、互いの国の終焉の予想を語る。

 風漢の碁の話は「え。。そ、うだったの」と戸惑いつつ、「碁」というのに時代を感じてみたり。

 国の節目という面では非常に分かり易い説明で思わず納得。

 ラストの家族総出演にはやっぱりニマニマしてしまう。

 おかーさんはいつまで経ってもオカーサンです(笑


「こんなところだから会ったのだろう。――久しいな、利広」




『書簡』のコメントの痛さに全ワタシが泣いた(笑・・・