黄昏の岸 暁の天 上巻
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『月影影海』→『風万黎空』ときて、の正規本編の続編
―――なので当然陽子を主として話は進んでいくと思いきや、この巻の主人公は李斎と言っていいだろう。
戴極国の現状までの話がメイン。
陽子めっちゃ脇役。それはそれで悲しい…;
現在の慶国を通して李斎が戴国を振りかえる…そんな感じ。
『風海迷岸』の頃も李斎は好きだったので、彼女の活躍はうれしいのですが…;
特筆すべきは『風万黎空』で登場した慶国の人らの金波宮での様相が描かれている。
特に虎嘯はその後どうなったのかが前作では不明のままだったので読んで嬉しかった。
正直話自体は重くなりがちで上巻は終わる。
また『魔性の子』にリンクしているので、(私的には)この章を下巻も含め読み終わってから、『魔性の子』読んだほうがいいかな?と思う。
『魔性の子』→『黄岸暁天』でも話的にはそれ程問題ないかと思いますが、
『十二国記シリーズ』の文体に慣れた人は『魔性の子』の文体は暗く重く感じるように思う。
私のツボがおかしいのかもしれないが…私はやはり陽子と景麒の会話がおっかしい!
特に景麒(↓笑)
ダメだ…真面目なシーンなのに笑えてしまう。
ラストの景麒のコメント…ありなんですか?コレ…;
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陽子は呟き、しばらく口を閉ざしていた。
「……それでも戴を救うべきではないと思うか、景麒」
景麒は陽子を見返し、そして目を逸らした。
「私に答えられるはずのないことを、お訊きにならないでください」
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