図南の翼
絵が苦手な方は講談社版をご購入ください(下記はWH版です)

- ¥693
- Amazon.co.jp
恭国の首都から蓬山を目指して昇山の旅をする12歳の少女・珠晶の話。
……まず何より「本、厚っ!」
コレ風海迷岸を上下巻を合わせた位の厚さじゃないか?(マジマジ)
珠晶という少女が恭国の女王であるのは、前出の風の万里・黎明の空で、知ってるんですけど、
そしてその彼女が90年の治世を納めている、、というのも知ってるんですけど、、、、
最初は、やっぱり珠晶の態度とか小生意気でさ…(苦笑;;
賢いし、大人をやり込めるところとか、痛快と見れば、痛快なんだろうけど…
私的には、あまり好きな展開じゃなかったです。
やっぱり珠晶が珠晶たるところは、3章で季和と紵台の二人に話を聞きに行って悩むところ。
一生懸命考えるところだと思う。
考えて、自分が馬鹿なことをしたな…と思ったら、それを反省して正す心を持っているところ。
最初の頃、「王になるために昇山した」と、当たり前のように言う彼女だけど、
ラスト近くの珠晶の本心が暴かれるところでは、それまでの経緯も相まって、
「もう王は彼女しかありえない!」
と思わざるを得ない。
この話で奏国の放浪太子だけでなく、犬狼真君も登場する。
この脇役二人がまた…(笑
終章での団欒シーンは後の「帰山」にもリンクしているし…エンディング的にもかなりイカしてます。
特に真君は東海西神を読んだ人は狂喜乱舞(笑
↓下の一文、ベタですけど本当に素敵な一文です。
このくだりで頑丘は安心と確信を得たんだろうな…黄朱まで落とす珠晶。
見事です!
| 図南の翼 | |
―――背は泰山のごとく、
翼は垂天の雲のごとし。
羽ばたいて旋風を起こし、弧を描いて飛翔する。
雲気を絶ち、青天を負い、そして後に南を図る。
南の海を目指して。 (……図南の翼……)
その鳥の名を、鵬という。
|
|