「わかりやすい交流分析」/中村和子・杉田峰康 1 | りりーのブログ

りりーのブログ

訪れた方が、楽になったり、前向きになれますように。
ポジティブ日記、感謝、本の感想などを書いていきます。

心理学を学ぶと、自分の心、状態を

客観的に見られるようになって、

じゃあどうすればいいのかもわかって、

とても充実!!

交流分析は、人と人の交流、やり取りを

パターン化し、なぜそのやり取りが

起こるかの背景を説明しようとする。

 

とても重要なのが、自分が自分で

決めている「脚本」に気づくこと。

 

脚本とは:幼児期の親との関わり、

その後の人生体験によって作られる、

「自分はこう生きるはずだ・べきだ」

という人生の青写真。

無意識にこれを自分で決めて、

忠実に守っている人が多い。

 

「大事なものは手に入らない」という脚本を

持っている人は、いざ自分の欲しい物が手に入る

チャンスが来ても、「そんなはずない、

自分には相応しくない」と思って、

自ら遠ざけてしまう。

 

「自分は周りに大事にされない」という脚本を

持っている人は、大事にしてくれそうな、

自分を愛してくれそうな人には距離を置き、

自分を蔑ろにする人についていく。

「ああ、このひどい扱いこそ自分にふさわしい」

とホッとするかのように、

傷つけられてどこかで安心している。

 

私も昔、本当にやりたいことには踏み出さず、

やりたいとも言わず、苦労すると分かっている

道をわざわざ選んだりしたことがありましたが、

背景には、「自分にはやりたいことをやる資格は

ない、茨の道こそ自分にお似合い」という脚本

(思い込み、自己暗示、諦めともいう…)が

あったからかと、思い至りました…

 

その時、自分ではそんな自作自演の脚本だとか

露ほども思っていなくて、

純粋に、運命に身を委ねていた、

人生なんてそんなもんだ、と投げていた、

変に大人ぶった顔をして。

 

 

で、そこから十数年。

ここで私が強調したいのは、

 

人生脚本は、自分で変えられるということ! 

 

破壊的な脚本を持っていた人でも、

今までは、無力な子供の自分が生きるために

必要だったからその脚本を作っただけで、

大人になった今は、どう生きるか、

自分で自由に決められる。

 

今まで運命だと諦めていたことが、

実は自分が無意識のうちに強迫的に

演じていたものであるということが分かれば、

自分の人生のコントロール感を取り戻せる。

 

これは目からウロコだった…

 

無意識に、

「私の人生こんなもんだから」

「私はこんな生き方しかできないんだから」

と、幼い頃に決めた脚本にしがみついていたかも。

 

それはずっと昔から馴染みのある脚本だったので、

手放し難かったのかもしれない。

 

でも、

自分は自分の人生脚本を書き換えられる、と

自分で認識し、信じ、実行できるという

自己効力感を持つことがすごく大事…。

 

自己効力感とは、自分を信じ、

自分はやればできる、と信じる心。

日本人は、大人も子供も、それを持って

いない人が多いのだという。

文化的な、教育制度的な背景があって。

だから、あとから学ぶしかないのですが、

できるだけこれに早く気づいて、

人生脚本書き換えて、

自分の人生の手綱を握っていきましょう!!

というお話…。

 

楽になれるといいな。

もし心の嵐の渦中にあっても、客観的に

見られるだけで全然違うと思うので…。