「ユダヤ人大富豪の教えIII」/本田健 続き | りりーのブログ

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ポジティブ・ネガティブ、自立・依存の組み合わせによって、四つのタイプ(考え方、傾向)があり、私たちは相手の出方によって、どの立ち位置に行くかほぼ無意識に決めているというお話でした。

 

 

親との関係性で、自分がどのタイプになりやすいかというのは傾向としてあるそう。つまり、バランスを取ろうとして、親のタイプとは対極の方へ行く傾向がある。

 

気づきというか、人間ってやっぱりそうなんだな、と納得したのは、どのタイプでも、最終的には、求めているのは愛、ふれあい、つながりで、「こうすれば愛がもらえる」と思う方向がちがうだけだということ。例えば、ポジティブ自立の人は、ポジティブで率先的になれば愛されると思っているし、ネガティブ依存の人は、「この世は生きづらい」と言えば助けて(愛して)もらえるからそうする。

 

ポジティブ自立とネガティブ依存は、「無価値感」から来ており、こうすれば無価値感を感じなくてすむ、という方向が真逆なだけ。つまり、ポジティブ自立もネガティブ依存も「自分には価値がない」と感じている。ポジティブ自立は、ポジティブな言動をすることによって自分を価値ある人間にし、愛されようと思っている。ネガティブ依存は、諦め、不幸を嘆くことで、無価値な自分を愛してほしいと思っている。

 

ネガティブ自立ポジティブ依存は、「無力感」から来ており、こうすれば無力感を感じなくてすむ、という方向が真逆なだけ。

 

 

どこにいるのがいいのかというと、感情の大波に振り回されず、常にセンターに居る人は、落ち着いている。そういう人はあまりいない、そうだ。大抵の人は、このマトリクス上をダンスすることに一生の殆どの時間を使う。

 

もっと、感情のエネルギーを別のところに使えたら、ライフワークも含め、いろいろなことが、「これをするために生まれてきた」と思えるようなことができるのではないか。

 

大事なのは、相手の出方がどんなであっても、相手とのセンターを見出すこと。

「なぜこの人は、なにが何でもポジティブであろうとするんだろう」

「なぜこの人はこんなに世の中が生きづらい、自分が不幸だと思っているんだろう」

「なぜこの人は、自分で全部背負い込もうとするのだろう」

「なぜこの人はこんなに萎縮しているんだろう」

 

それを知ろうとすれば、半自動的にマトリクスの対極に飛ばされる、ということがなくてすむかもしれない。まともに感情のやり取りをするのは、本当に必要で、大切な人とだけ。その他の人間関係は、もっと客観的に、冷静に見て、センターにいられるように、一呼吸置くのがよさそうだ。