6月16日 SPOILMANのライブの感想 | to weep

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0615spoilman


SPOILMAN
3ピースバンド
Xのフォロワーさんたちが次から次へと
ドンズバにハマって行く。もちろん私も。
「怖いもの見たさ」とはよく言ったもので、
画面越しでも狂気を感じるのに
ライブハウスに行かなくては!という好奇心にかられる、
彼らのライブは釘付けというか、
音で縛り付けられて動けなくなる。
動けなくて困る!という感情はない。

良い、悪いという話ではなく、
日本のバンドさんは
ヴァース、ブリッジ、コーラスと
しっかり構成された楽曲を制作する。
こういった楽曲も楽しいけれど、
全くその概念がない楽曲をプレイしているバンドがいたら、
それはそれで、観てみたい。
それがSPOILMAN。

本来、音楽は自由である。
それを再確認できるのがSPOILMANだと思っています。
チューニングはぐちゃぐちゃにするし(でもちゃんと戻すしw)
頭でクラッシュシンバルを叩くし(音がでるほど叩きつけてないw)
一切、表情を変えずプレイし続けるベース(たぶん頭の中では楽しんでいるはずw)
彼らの放つ音を「前衛的」というのが1番伝わりやすいのかもしれないが、
遡れば「前衛的」と言われたバンドも多数いると思う。
その「多数」とSPOILMANは同じか。
いや、全く別物だと思う。
さらに驚くのがギター、ボーカルのカシマさんは
自身のバンドでも対バンでもものすごく距離をあけて
「客観視」していること。決して陶酔などしていない。
ここで思い出すのがビョークが言った言葉。
「ライブは瞬間、瞬間がアート」だと。
おそらく、昨日弾いたCメジャーと明日弾くCメジャーは違う、
と思っているかもしれない。
違うのは当然のことだから、またCメジャーを弾くよ。というスタンス。
あ、もっとたくさんコード弾きますけどね。💦

この深淵の者たちの演奏をまた観に行ける機会をなんとか作りたい。
もしくは苗場食堂という表層へ引っ張りあげて欲しい。