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こんにちは!
東京都大田区池上にある
★☆ Liliスペイン語サロンです ☆★

アットホームな空間でスペイン語を学びませんか?

どこからでも参加していただきやすい
オンラインレッスンも承っています♪

どうぞお気軽に
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こちらからどうぞ→🧡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつて

 

日本で修士号を取得してからスペインの大学院へ

 

留学した私ですが、

 

当時

 

お知り合いを通じて

 

すでにリタイアされていた日本人女性お二人と

 

マドリードで出会いました。

 

 

 

 

 

その方々はそれぞれ

 

日本の船舶会社と銀行の現地支店をリタイアされていて

 

独身のお二人が共同生活をマドリードで送られていたのでした。

 

 

 

 

 

時代を考えてみても、

 

女性が独身で遠く日本を離れてスペインで活躍されていた事は

 

色々なご苦労やもちろんすごく努力もされていたと想像します。

 

 

 

でも、

 

初めてお二人にレストランで待ち合わせて会った際の

 

私の印象は、とてもエレガントで

 

それまでの大変さを微塵も感じさせない方たちでした。

 

 

 

 

当時、そんな環境のお二人は

 

多分マドリードでも貴重で珍しい存在だったのでしょう。

 

 

 

 

ありがたいことに、私はお二人からとても可愛がっていただき

 

ことあるごとにご自宅にインバイトされていたのですが、

 

お二人のお誕生日の後に伺うと

 

大使館から贈られた大きなバラの花束が

 

お部屋に飾られていたものでした。

 

 

 

 

 

今では日本のスペイン語界の大御所の先生方も

 

若かりし頃のスペイン留学時代に

 

お二人にお世話になっていたエピソードなども

 

色々と伺っていました。

 

 

 

 

 

お二人から学んだことは多々ありますが、

 

意外にも一番影響を受けたかもしれないのは

 

日本語の言葉遣いかもしれません。

 

 

 

 

 

すでに当時何十年もスペインに暮らして現地で働いた方なのに

 

話す日本語がとても美しいお二人でした。

 

 

恥ずかしいことに、私が間違った言葉の使い方をすると

 

それとなく訂正してくださったことも・・・。

 

 

 

 

 

 

 

私の留学が終わり日本に帰国したあとも

 

スペインから我が家に遊びに来てくださったこともあり、

 

良い思い出になっています。

 

 

 

 

 

こんな平々凡々の私を

 

なにかと気にかけてくださっていたのは、

 

年齢的に孫みたいに思っていたくださったからなのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるとき、不意に私にくださったものが。

 

 

ペンダント2つです。

 

 

その際、その品の思い出をお話ししながら、

 

形見として受け取ってね、と。

 

 

 

形見なんて実際にはあまり耳にしない言葉だったこともあり、

 

まさか、と笑いながら恐縮しつつもいただき

 

今まで大切に保管していました。

 

 

 

 

 

 

帰国後、そのうちのお一人が病気で亡くなられてしまった際は

 

もうお一人から電話があり、

 

悲しく思いながら供えていただこうと品をスペインへ送ったり。

 

 

 

 

 

そのもうお一人はその後大きなお家で一人暮らしとなり、

 

1、2度はお邪魔したこともありましたが

 

私もなかなか忙しくて

 

たまにLINEで連絡するだけになってしまいました。

 

 

 

 

 

そして、時は流れ、その方も体が弱くなり

 

いつしか介護ホームに引っ越されたことを知り、

 

それ以降はごくたまにあちらから短い電話をくださる状態に。

 

 

 

 

 

最後にお話しした時は

 

ほとんど言葉が聞き取りにくかったものの、

 

お声を聞く事は出来ました。

 

 

 

 

 

 

そして、

 

 

先日、

 

長年その方とお付き合いがあった

 

日本語も話せる韓国人のかたから

 

そのLINEを通じて危篤との連絡が。

 

 

 

私はたぶん一度だけちょっとお会いした方ですが、

 

その方に私に連絡して欲しいと頼まれていたそう。

 

 

 

それから数日後に安らかに息を引き取られたそうです。

 

 

 

 

 

私自身の留学の思い出と相まって

 

なんとも言えない気持ちになってしまいました。

 

 

 

 

 

それと同時に、気丈にスペインで人生を全うされたお姿に

 

改めて尊敬の念を抱いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その翌日、

 

お会いした事はないまた別の方からも

 

Liliスペイン語サロンのお問い合わせフォームを通じて

 

その方の死のご報告をいただきました。

 

 

 

 

彼女にも私へ自分の死を伝えて欲しいと

 

伝言されていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

直接もうお会いできませんが

 

私のスペインの思い出と共に

 

強く印象を残してくださったこのお二人に

 

心の中で改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。