普段の東京での暮らしの中で
コロナの脅威と共に生活するようになってから1年余り。
ちょうどスペインでも
去年の3月であっという間に
社会の情勢が変わってしまいました。
そんな激変の直前に訪れた
バレンシアの中央市場です。
このときは
その後これほどまでに世の中が変化するとは
夢にも思っていませんでした。
真っ青に澄み渡る空と
マスク生活なんて思いもよらなかった日々。
つい一年前なのにも関わらず
もうかなり昔のように感じてしまいます。
こちらの中央市場は
バレンシアの中心地のまさに中央に位置する市場で
改修工事を経たおかげで
建物自体が非常に美しく存在感がありますね
観光地ではあるものの
観光のための市場ではないので
地元の方々向けに午前中のみ営業している
マーケットなのです。
内部はとても天井が高く
非常に開放感があります。
野菜好きな私は
やはり一番気になるのが八百屋さん
あらゆる新鮮なお野菜がところ狭しと並べられていて
それを見るだけでもリフレッシュ出来ます
小さい頃から買い物と言えば
スーパーマーケットで慣れていた私。
そのため、
未だに日本のいわゆる市場や個人商店で購入するのは
やや緊張してしまい正直慣れていません。
でもスペインのこういった市場に行くと
非常に活気がありとても楽しくて
日本でも行けばこんな感じなのかなと
思ったりもします
こちらの市場で一番感動したのはトマト
トマトと言ってもたくさん種類があり、
こちらの”超甘”と書かれている見慣れない縦筋トマトは
住んでいたら絶対に買いたかったです
日本にはない品種なのかな？
バレンシアと言えば柑橘系。
それもこの爽やかレモンの山
心なしかお店の前も
爽やかな空気を感じました。
そして、手前に置いてあるアボカドにも注目
日本では時々買ったアボカドの良し悪しで苦労しますが
留学時代も毎日毎日美味しいアボカドを食べていました。
品質が日本よりも安定していると思います。
あ〜、それだけでも羨ましいです
こちらも注目したお店の一つ。
ドライフルーツ専門店ですね。
パパイヤやパイナップルなどの王道のほかに
目の前にはスイカや生姜もあって
興味津々でした。
スペイン人もヨーグルトとかと食べるのかな？
生姜はスパイシーなパウンドケーキに入れても
美味しそうですよね
こちらの市場は1928年に完成した歴史ある建物で
広い空間に1200軒ほどの店舗が入っているそう。
なので、散歩のように
色々なお店を見て楽しめる場所です。
もちろん、基本的なお肉屋さんやお魚屋さんも色々あります。
そして精肉だけでなく、生ハムやチョリソ、チーズも
欠かせませんね。
一時滞在で帰国しなければならない身には
とても目に毒な光景でした・・・
お魚屋さんの中には
元気なうなぎがニョロニョロ動いている光景も
私は一度もうなぎを自分でお料理した事がありませんが
ここで買ったらニンニクとオリーブオイルで
ソテーでもするのでしょうか。
活気のある市場は目にも色鮮やかで
それだけで生命力を感じる場所でもありました。
次に行ける機会はいつなのか
その時もマスク着用が当たり前の世の中なのか
懐かしい写真を見ながら
思い巡らしています。