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和魂導師 LILI
リラックスは自然治癒力を最大限に発揮させる
病気の時はお休しますよね?
なぜこんな当たり前のことを書くのかと言うと、日本人はリラックスが下手くそだからです。
世界的に見て、真面目で誠実な日本人は、ついつい気を回して頑張っちゃう種族なので、気を緩めることができないんですよね。
私は知的障害者の方を見ていて、リラックスができない原因とストレスについて、世の中の人間関係の本質的な部分が見えてきたので、少し説明したいと思います。
知的障害者の多くは、知能発達の障害により言語コミュニケーションや状況を理解することが難しく、施設など集団生活の環境下では、人間関係トラブルが多発します。
そのため、知能発達のレベルによっては、自分を守るために自律神経の交感神経が優位に働き、過緊張の状態を作り上げてしまうことが多いのです。
常に過緊張でアドレナリン放出しているため、目がギラギラとし、言葉で表現することが難しいので、全身に力を入れて硬直したり、不安や恐怖から近づく人に妨害したりしてしまいます。
過緊張が続くと、自律神経のバランスが崩れ、副交感神経の働きが弱まるため、食べたものの消化吸収や、排泄機能などが停滞してしまいます。
ことに、知的障害者の方たちは、人間関係トラブルが多発すると精神障害を併発し、鎮静目的で向精神薬などを多量に投与されているので、薬効や副作用も関係しています。
誰しも人前に立つ場面や、過度なストレスが続いた時を思い出してみれば分かると思いますが、手足が冷たく感覚が鈍くなったり、食欲低下やお腹の具合が悪くなったりと、全身が悪循環極まりないですよね。
この知的障害による過緊張の方は、普段リラックスができないので、自律神経失調による病気や症状を繰り返してしまいます。
常に対人関係で悩んでいる人も、程度の差はあれど、ストレスに伴うこの過緊張の状態が多くなるので、心身への影響が心配されます。
これが「病は気から」と言われる所以です。
そして、私たち人間が他人との関わりの中でストレスを感じてしまうのは、脳の高次機能による認知バイアスなのです。
もっと簡単に言うと、人間関係のお悩みは、自分の思い込みが原因ということです。
この思い込みとは、自分へのものさしのようなもので、その評価基準を子供の頃から自分で作り上げており、それによって自分を低評価した場合に現れるものです。
自分への?
はい、そうです。
自分に対して評価した結果が、目の前の人に投影されているのです。
なぜそんなものさしを持っているのか?
真面目で誠実な気質の日本人ほど、親や周りの大人たちの言動、学校教育で受けた規律などを守ろうとしてきた結果です。
そのものさしによって自分を低評価してしまい、内なる葛藤がストレスの根源になるのです。
下手でもいいので、まずは身体をリラックスさせてあげてください。身体は正直モノなので、心が落ちかない時ほど、身体も落ち着かなくなるモノです。
意図して身体にリラックスをさせると、心はゆとりが生まれます。それから、自分の中にある思い込みを手放していきましょう。
気持ちが楽になる選択のトレーニングです。
そのうちに、内なる平和の安堵感に気づく時が来るでしょう。
今日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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