制服が届き、ご機嫌で試着していた息子。

しかし、制服が家にある=幼稚園にもうすぐ行かねばならないことに気づく。

幼稚園という未知なる世界が怖くて仕方がない彼。

「幼稚園にはママと一緒に行きたいの」
といってべそをかく。

最後の抵抗だ。ひっくり返せない事は、彼自身とっくにわかっているんだから。

「明日は四月?」としばしば訊く。

今の彼は死刑へのカウントダウンを待つ囚人の気分なのだろう。


不安を口にする度に、私は彼を抱きしめて「大丈夫」と言う。


大丈夫。

去年一年かけて彼の心の準備に付き合ってきた。
ひらがなもカタカナも読める、卵も上手に割れる、ファンファンやシィたんも触れるようになった。

そんな小さな「できた!」の積み重ねが、キミの現在を形作っている。

だから大丈夫。


おうちから離れて、みんなが通る道だもん。
長い人生の多分第一関門。


幼稚園はきっと楽しいよ。

ママも頑張って早起きしてお弁当作るよ!!


そして、キミを送り出してから 二度寝するよ。