男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 第40作 | お茶の時間

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マドンナは三田佳子。

三田寛子や尾美としのりも出ています。舞台は信州小諸や早稲田大学。そしてこの頃大ブームだった俵万智の短歌。だから、俵万智の卒業した早稲田が舞台だったのかしら。

三田佳子はNHK大河「いのち」はじめこの頃女医(居間はこの言葉も死語ね)役が多くて私もこの人の女医役は大好きでよく観てました。

でも今思うとなんとも働きにくそうなハイヒールにロングヘアー(女性らしいまとめ髪ですが)。化粧もバッチリで、あの頃は男みたいに颯爽としててカッコいい!なんて観てたけど、まだまだ今に比べれば女性の服装にしばりのあった時代でしたね!

早稲田大学のキャンパスを歩く女子大生がみんなタイトスカートにパンプスなのも今観ると勉強しにくそう。私はこの世代の短大生だったから、わかります。ほんとこの通りだった。動きにくいし足は痛いし寒かった。服も高かった。

話は戻りますが、寅さんと女医さんとの恋は実らず。ちゃかされた寅さんが、女医さんには自分みたいなのより、ずっと賢いものの筋道を示してくれる伴侶が似合うんだ、というセリフが心に残ります。そして女医さんが弱音をはいた時にそのセリフの通りに諭してくれるやもめの同僚医師もいて、観客は、ああ、この人と女医さんは結ばれるんだなあとわかるようになっている、ここらへんの脚本の見事さにはしびれました。

なんかこの年になると寅さん、しみます。