【精神障害者の独り言】

相模原殺傷事件 裁判

この事件は日本中で話題になった

そして犯行動機に背筋が凍るような発言をした
植松被告

許せない…
誰しもが思ったことだと思います

そして、亡くなられた方の遺族の方の気持ちを
考えると悲しみが深まります

差別意識が強く反社会的と世間的に言われ
この事件だけにクローズアップされてきてる
私はそう感じてます

精神障害者としての目線で今回は投稿します

私も植松被告同様の病名
『パーソナリティ障害』を持っています

私はこの事件を起こした植松被告の本当の理由は
理解出来ません
ただ、何となく…ですが、植松被告が何故、そんな人間に育ってしまったか…だけは分かるような気がします
だからといって、植松被告に対して同情するつもりは
全くありません!
この事件はけして許されるものでは無いこと
その気持ちはあります

こんな事件は二度と起こってはいけない!
植松被告の様な殺人鬼を育ててはならない!

ただ、そう強く思っています

同じパーソナリティ障害を持つ私もまた
重度精神障害として闘病してました

1つ間違えば私もまた植松被告同様な行動をしていた
可能性のある思考の持ち主だということ…

彼が殺人鬼になるまでの過程が理解出来てしまう
それがパーソナリティ障害を持つ私の意見

一般的には断定出来ない所かとは思いますが…
私は殺人鬼を育てた根本的理由は『親子関係
そう感じてます

パーソナリティ障害は育った環境で作られていきます

子供はオギャーと産声を上げてから人生始まります
その瞬間から人としての感情を持ちます
赤ちゃんの時は関係ない…と思うかもしれませんが…

全く医学的根拠はゼロですが
私は産まれた瞬間から殺人鬼になる要素が作られる可能性はある…と感じてます

何故なら、私は物心着く頃には
『母親の顔色をみながら生活をする子供』だったから

物心つく頃…それは人それぞれだと思いますが
私は4歳頃と思っています
その頃には既に「どう母親から褒められるだろ」
そればかりを思いながら生活していました

けして、実母の愛情がなかった訳ではありません
実母もまた実母なりの愛情を私に与えてくれてました

ただ…
私が求める愛情と実母が与えた愛情が違っただけです

愛情の食い違いからパーソナリティ障害は知らない間に作り上げられます

私は4歳頃から自分の死に方を妄想するそんな子供でした。

勿論、まだ幼い子供です
自殺行為など考えません…

ただ、こういう死に方したら実母は褒めてくれるはず
そんな風に思う子供でした

ごく普通の子供時代でしたが…
思考は違っていました

小学生時代、中学生時代、高校時代そして社会人
その都度、誰もが経験するイジメに対しても
イジメられてるという感覚はなく、月日がたち
今のいじめ問題とかテレビ等で観ると「あ、あれはイジメだったんだ…」と苦笑する事もあります

他人からの愛情は私には与えて貰えない
勿論、自分自身も自己愛は無いこと

幼少期から植え付けられてる思考そのものです

家族愛は勿論友情にも期待などしてない
そんな人生経験

それでも「愛情」に飢えていた人生でした
何故なら「ドラマ」「アニメ」「漫画」「小説」などどれを観ても「愛情」がテーマですからね
私からしたら愛とはなんぞや…です
だから感じたかった、ただそれだけ。

愛情表現に対して、自分で表すことも、受け取り方も
分からないんです

それは未だにあります
今は分からないではなく、「愛情表現に苦手まで成長しました」

親からしたら
「私がいけないの?」
そう感じてしまいがちですが、親御さんの愛情表現を
否定はしていません

親御さんの愛情は限りなく与えて育てていると思います
ただ、子供が求める愛情と違うだけ…

世の中、忙しい
どうしても家庭を犠牲にしたり、親子関係に対して甘えてしまいがち…
だから、子供が殺人鬼の要素パーソナリティ障害を持ち始めてる事にきずかない

どうすれば良いのか…
親子関係に少しだけ敏感になってください
否定肯定するのではなく話を最後まで聞いてあげてください
そして、言葉の裏にある本当の意味をくみ取ってください

そんな事出来ない…ではなく
親は子供時代があったのだから、その当時に還り
お子さんと同じ目線で話をしてあげて下さい

子供に大人目線を求めないでください…
まだまだ未来の話で子供には大人目線が分かりません

子供の気持ちはどんなに検索しても、調べても
回答はありません
子供の気持ちはその子個人の気持ちだから

殺人鬼を作り上げては駄目です!

精神障害者の私から言えるのはこれだけです

私は「境界性パーソナリティ障害」の自己暴力が強いタイプですが、それがいつ他人に変わるか…不明です
ただ、死に対しての罪悪感は他の方より少ない
死にたい…という気持ちより、自分という存在が無意味としか感じないだから自傷行為も激しく他の方より大胆だったと今は感じています

突然、危険な人間になった訳ではなく…
生きていくために産声あげた時から自己防衛の為、パーソナリティ障害を作り上げてしまう
だから、誰しもがその危険性はある…という事実
知っていて欲しい…と思います

けして、植松被告の様な殺人鬼を作ってる訳では無い
ただ、子供との関係を面倒くさがらずにいて欲しい
そして、押しつけの愛情では無く、愛情のキャチボールして欲しいと思います


長文で書いてしまったけど
ただ、思う事を書いたけど
私が思う事伝わるかな?と不安には思います

医学的根拠は全くありません
あくまでも、私が経験した事から感じた事を書いてます

そして
相模原殺傷事件で被害に遭われた方のご冥福を心よりお祈り致します。