シルバーウィークも過ぎ、さあ、はりきってお仕事しよう!と思う私に、神様からのイタズラみたいなお出会いがありました。
カラーセラピーのセッション体験をお申込みいただいたNさんとは、初対面・・・・・のはずでした
ところが、お話するうちに、アレッ?どこかでお会いしたかも?
どこどこ? 一体いつ?
二人で記憶をたどっていくと・・・・・・・・・・・
わかった!!
私の最初のイベント出店のときだ!!
もう顔から火が出るほど、恥ずかしかったあの日が蘇ります
カラーセラピーというものを学んでみたい・・・
それだけで通ったスクールで、先生の勧めもあり、何人かでイベントに出てみることになりました。
「土曜日曜と二日間あるから、どちらか都合のいい一日を担当しましょう」
「私は日曜じゃないとムリ!」
「私も日曜!」
「私も土曜日はちょっと難しい!」
結局、土曜日に出られるのは私一人となり、なんとも心細いセラピストデビューとなったのでした。
知識もあやふや、トークもしどろもどろ・・・・・
そんな私の前に座ったのは、若い男性でした。
そのセラピーでは、9枚の有彩色と3枚の無彩色のカラーカードを使います。
男性が選ばれたのは
灰色 黄色 黒
ぎょぎょぎょっ
なんだ、これは
「傾聴」ということに意識をフォーカスすれば、質問が次から次へと浮かぶのに、この時の私は、何か言わなきゃ!何か話さなきゃ!とテンパってしまいました。
もう、しどろもどろでボロボロのセッションが終わった後に、座られたのがこのNさんだったのです
Nさんが選ばれたカードは、忘れてしまいましたが、私は気力が取り戻せないまま、色のキーワードだけお伝えしたような記憶があります。
Nさんに
「え? これだけですか?」
と言われ、自分の至らなさにホトホト嫌気がさしました。
そんなNさんと、約10年の年月を経て再びお会いするなんて・・・・・
あの時の感想を改めてお聞きすると
「イベントって、こんなんで出てもええんやって、自分自身のシバリが取れました。」
私は
「こんなんで出たらアカンわ、って思いました。」
と、二人で大笑い!!
彼女のお話を伺っていると、本当にあれからやりたいことがやれる自分へとスイッチを切り替えられた様子がうかがえます。
私の失敗は、彼女の役に立ったんですね。
そして、彼女の一言が今の私の在り方につながっているんですね。
人は、そこに存在するだけで誰かの役にたっている。
特別な事じゃない、当たり前のことが社会への貢献になっている。
改めて、そんなことを感じた一日でした。
カラースクールT.A.A 代表
藤田 たかえ でした