年末に断捨離と称して、片づけをしていた時に出てきた色彩心理の本が、また目に止まりました。

学生時代、幼稚園の先生になりたい!と幼児教育を学んでいた時のものです。


ほとんどの教科書は、結婚する時、引っ越しする時など節目節目でだんだん処分していったのに、これだけはいつも気になって残していたのです。


題名は「幼児の絵の見方」

やっぱり、今の仕事につながるものだと無意識に感じていたのかも?


なんて思いながら、久しぶりに中を明けてみて、その内容にツッコミ所満載で爆笑!


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絵の見方なんだけど、モノクロだというのは時代が時代だから仕方がないにしても、指導という名のもとになんだかとっても強引と感じます。


「黒や茶だけしか使わない子ども」

(A)原因をつきとめて補導する  

(B)生活指導でいつかしら暖色を使うようにする  

(C)その色を使わない約束をして様子を見ている


おかあさま方から

「うちの子、黒とか茶色ばかり使うんですけど、どうしてなんでしょう?」

なんて質問を受けて、私の方が、どうして? と思うことがあります。


どうして、ご自分が一番身近で見ているお子さまのことを、人に訊きたがるんだろう?

どうして、周りの評価ばかり気になるんだろう?


もしかして、ご自身が子ども時代に、補導されたり約束させられたりしたのかもしれませんね。


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色彩心理のページでは

黒・・・(前略)恐怖と不安から起こる子どもの圧迫感の反映・・・・(中略)・・・・友情も協力の精神も薄い・・・・。


茶・・・物欲の色で、愛情の枯れ果てた心のあらわれ・・・・


って、しかも習った私が赤線引いていることがコワイ!!

決して、そんな目で子どもたちの絵を見ていたとは思いたくないけれど・・・・・。


確かに色が言葉のつたない子どもの気持ちの変化を知るのに役立つことは、私も経験しています


だけど、色はそれを知り、こころを開放するツールなのだと思っています。


黒を使うから、茶色を選ぶからダメなのではなく、なぜそれに惹かれるのか、どうして選びたいのかと問うてみるとのきっかけになるということが色の良さなのです。


そうして自分を探究することで、自分が最も大切にしているもの、自分の芯の部分が見つかるから自信が湧いてくるのだと思っています。


自分の芯を見つけられると、自分のこともお子さまの事も、周囲の視線が気にならなくなります。

のびのびと生きている・・・。

そんな感覚は、自分の内側からしか得られません。


今の教育現場では、けっして子どもたちの絵を断定的に観ることはないでしょうが、そんな風に言われて育ってきたご両親を始め、おじいちゃま、おばあちゃまのアタマの中には動かしようのない固定観念が居座っているのかもしれないですね。


本当の自分自身と対話してみたい

そんな風に思われた方は 是非 カラーセラピーを体験してみてください。

きっと自分の中のキラキラした魅力にを改めて愛おしいと思えるはずですよ。





カラースクールTAA

藤田たかえ でした