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昨日 京都では大文字の送り火が行われました。
長年 京都に住んでいて なんとな~く
「祇園祭の鐘鼓で 夏が始まり
大文字の送り火で 夏が終わる」
そんな感覚が身についていたので 大津に越してきて この送り火を見なくなると なんだかいつまでも夏が終わらないような そんな気持ちになります。
送り火の火床に積まれた薪に 一つ一つ点火されていく そのたびに 還っていた父や祖母が別れを惜しみながら夜空に戻る・・・そんなイメージ。
全部に火がついて 燃えるさまは まだまだこっちに来なくていいよ と拒まれているような そんな感じ。
だから 全部の火が消えてしまうと いつも決まって
「終わっちゃったね~。」
と 淋しい気持ちになったものでした。
赤いもの「RED」の意味の中には 激しさ・勢い といったものがありますが その中に 愛情・優しさを感じるのは 「火」のイメージが この送り火のものと重なるからかもしれません。
そんなことを考えた 夏の一日でした。
大津市のカラーセラピスト
藤田たかえ でした