モンテッソーリの教具たち。
非常に良く計算され素晴らしくデザインされ、無駄がなくシンプルで効果抜群。目からうろこの物ばかり。
なんで子どもの頃にこれで学べなかったのか?と、、、本当に悔やまれるほど。
尊敬と憧憬のまなざしでいつもうっとりしてしまう。
殆どの物は幼稚園や講習会で本物を触ってみたり、実際お仕事もどきなこともやったことがあって、常に「すごいな~欲しいな~」と思ってましたが、、、考えてみると、どの教具も欲しい。揃えたくなる。あれもいいな、これもいいなと決められない。
きちんとしたメーカーのだとベラボーに高い。安めやセカンドハンドのもあるけど海外から取り寄せだからやや心配だったり、配送についても考えてしまい、、、なんだか決断できない。
予算的にもスペース的にも限界があり、どれもこれも買えるわけがない。幼稚園を開くならまだしも、子どもたった一人のためにそれも1-2度しか触らないかもしれない(興味が出ずゼロってのもあり)のに?投資するなんて、、、費用はきりがないと考えて、できるだけ買わずに!!
代用できるものは代用し、やはりなんとか手作りできるものはしようと思いました。
たとえ、しょぼくても。たとえ、正しくなくても。
一応アイデアを拝借して、真似して似たようなものをホームスクール用に頑張って作ることにしましたいいんです、素人ですから。
今までも「貼る」「切る」「縫う」などなど日常生活のお仕事に似たものは作って、敏感期かなと思ったらやらせてきました。(「学び・遊び【ウチ】「指先を使った遊び」)
そしてブログテーマについに「感覚、算数、言語、文化」分野を付け加え、恐れ多くもちょこっとずつモンテッソーリを取り入れたゆるいホームスクール’的’なものをしていきたいと思っております。
本物はぜひ幼稚園で触ってもらうことにして(もちろん触らないのも多々あり)、家での目的は「動機づけ」「好奇心をくすぐる」のみです。これに取り組むことは別に強制ではありません。私が「いいな~これはぜひ!」と思っても本人にその気がなければスルーです。それでよいのです。
高額な投資をして本人に肩すかしじゃあ・・・ちょっと立ち直れそうにないしね?! ちゃんとトレーニングを受けて私が提示できるわけじゃなし、豚に真珠???
で、算数棒。
モンテといえばよく見る赤と青の縞々のあれです。
本物はがっしり長くて木製で、本来の目的がしっかりわかります。
子どもが自分の腕・手で持って運んで「数量」の概念を「体で」知るのにぴったり
おうちでは、ミニチュア版を厚紙で作ったよ。
本当に大きな実物大のを厚紙で作っても良かったのでしょうが・・・
最初はミニチュア版でトライし反応を見ようと思い、しかし右下のは小さすぎて失敗。
ネットからダウンロードした元のデータが小さすぎでした。
プラスチックの板を貼ったんだけど無駄になりました。
リベンジで、2回目。
子どもの手で扱いやすく、大人でもまあまあなサイズで机の上で作業するのに良かった。
赤い1の部分(というか一メモリ)が3x2cm。
興味をひくため、作るところから息子にやらせた。
しっかりめの硬くて白い厚紙にメモリを書いて切る。
切るのもなるべく慎重にさせて。
クレヨンの赤と青で塗らせる。
私も一緒にやる。
最近塗るのが好きなので、スイスイ。
10本作ってできあがり。あら、簡単。
ちなみに英語ではNumber rodsというようです。
感覚教具の赤だけの棒(red rods)はスキップしております・・・。
これの目的は1-10の数の概念把握。数字と量の一致。
4歳ごろから。
息子ただいま5歳2か月。
さっそくお仕事。
長いものから短いものへとグレーディング。
そして逆も。
1,2,3,4、、、、と全部数えながらやっています。
数字カードとリンクさせ、順番に置く。
ちゃんと端っこの赤(1は赤)をそろえてね。
マットの端に合わせた方がいいのですが。
バラにしてもできるかどうか。いちいち数えながらやる。
1,2,3は短い=小さい数。7,8,9,10は長い=大きい数、というのを何度もやるうちに体感。
今度は反対。
数字カードをランダムに置いておき、それにマッチさせるよう棒を置いていく。
途中で飽きてきて、せいうちの模型(最近動物や恐竜のフィギュアで遊ぶのがブーム)を持ってきてそれが棒を運んでいる設定で勝手にやってた。
カウントする声も変えて・・・せいうちの声って?
ま、飽きてきたところでストップ。
翌日、作ってみたプリントで復習。
用意した3枚のうち、1枚だけやりました。本当にプリント嫌い。
数を書いた後、青いペン(ライトをあてると字が光るペン)で書いて遊び始めた・・・・。
本来の目的はどうなっとるんじゃ~
その後、脱線してお絵かきをそのプリントの裏にし始めたと思いきや。
しばらくほっといたら、こんなことになってた。
漢数字を見本を見て書いたそうな。あら、いいじゃない!
算数棒とはリンクしていないけどね・・・。
答えを漢数字で書かせるプリントでも作るかな。
漢字はけっこう好き。
プリントはモンテッソーリではメインには使われず、あくまでも実物を体験した後の確認&定着目的なのが多いよね。
プリントをどううまく入れていくか、息子の場合は工夫が必要だろうなあ、、、必ず嫌がるので。
作り方やお仕事の手順、プリントなどはもちろん自分流で勝手にやってもいいのだけど、
私はまず参考のためにいろんな人のをネットで見たりダウンロードしてみたりして、比較して勉強してからやってる。
特にアメリカのホームスクール・モンテママさんたち&幼稚園の先生たちは凄いなあ~と思う。ネット上でどんどんシェアしている!!有難いことにほとんど無料で。アイデアをどんどん出している。素敵!
日本語のは少ない。
参考
算数棒の提示の手順→AMIのはこちら。英語。
マリーアンさんの算数棒をはじめとしたモンテのプリント→こちら。日本語。
これ以外にも、まだまだ手作り教具目白押しです・・・自分のやる気が起きているうちにがんばっとかないと~(やっとこさ、お母さんの敏感期?)
もっと早く腰を上げるべきだったんだけどねえ~。気持ちと時間の余裕がやっとできてきたのかしら。