転換の時代を生き抜く | NORTHERN SPIRIT

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こんにちは。

 

経済ジャーナリスト 後藤達也氏の著書

『転換の時代を生き抜く 投資の教科書』 を読み始めました。

 

 

 

 

YouTube での後藤さんの語り口調が好きで、

解説も非常にわかりやすく、note の記事も時々読んでいます。

 

 

この本の内容はタイトルどおりですが、

転換の時代を生き抜く」 と付いているように

まさに現代を生きていく為に必要なお金と経済について

これまで金融の世界とは無縁だった人にも

わかりやすく解説されています。

 

何より後藤さんのお人柄が文章からも感じられるのが

よいですね。

 

YouTube や note 同様、見やすい図表なども多くて

とても読みやすいです。

 

 

日本では古来よりお金の話はタブー視されていました。

江戸時代の士農工商でお金を扱う商人の身分が一番下に

置かれていたことにも関係ありそうですね。

 

例えば会津藩では、武士は直接お金に触れることはなく

武家の子供が夜店などに出かける時には必ず財布を持った

奉公人が付いていき、買い物の際のお金のやり取りは

すべて奉公人がしていたそうです。

 

お金=いやしいもの、みたいな考えが武士を中心に

刷り込まれていたのでしょうね……。

 

現代でも少し前まではお金の話をすると、

「あいつは金儲けのことしか考えてない、カネの亡者だ」

みたいな蔑みの言葉が投げかけられたりしてました。

 

 

でも、今はもうそんなことを言っている世の中では

なくなりました。

 

インフレ&円安の時代、何もしなければ円の価値は

下がる一方。

10万円の現金はいつでも額面は10万円だけど、

今年は10万円で買えたものが

来年は買えないかもしれない。

iPhone や東京ディズニーランドの入場料金の値上げが

いい例ですね。

 

私自身はこの円安、しばらく続くと考えています。

日米の金利差が縮まなければ、さらに円安が

進むこともあり得るのでは……?

 

 

とはいえ、日本でも若い人を中心に金融について

きちんと知りたいと考える人が増えてきたのは

良いことだし、

高校で金融に関する教育が始まったこともあり、

標準的な日本人のマネーリテラシーが上がって

お金の問題で悩む人が減っていけばいいなあ、と

思います。

 

 

北方碧 (JAMIE)