『覇王の剣』下巻は2022年1月発行予定です | NORTHERN SPIRIT

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こんにちは、JAMIE です。

 

 

拙作 『覇王の剣』 下巻は、2022年1月開催の 「文学フリマ京都」 合わせで予定しています。

 

今年9月の 「文学フリマ大阪」 で出したかったのですが、資料の読み込みに思いの外

時間がかかってしまっていてあせる

 

いつぞやのように製本後に書き直す羽目にならないよう、丁寧に書き上げたいと思います。

 

 

 

拙作にはそれぞれテーマがありまして、

たとえば 『海王の船団』 では ヴァイキングの死生観 を考えてみました。

 

 

戦場で雄々しく戦って死んだ者の魂は主神オーディンの使者であるヴァルキュリアによって

巨人族との最後の戦いに備えるオーディンの戦士として 戦死者の館 (ヴァルハラ) に迎え入れられる

 

 

ヴァイキングの最盛期には、それが戦士の名誉とされていました。

 

 

主人公たちが生きた10世紀末は、王がキリスト教化を推し進めていたこともあり、古い価値観に

変化の兆しがみられた時期であるといえます。

 

主人公のエーリクは最早、ヴァルハラに価値を見出さず、己の生き様を後世に伝えることを

選びました。

 

生きた証を遺す ――。

それこそが、私が書くヴァイキングの物語全体のテーマかな、と思います。

 

 

 

 

 

既刊は下記で販売していますので、中世前期の北欧社会とそこに暮らした人々の物語に

興味を持ってくださったら是非、読んでみてください。

 

『海王の船団』 にはロマンスもありますよ (*´ `*)

 

 

BOOTH (匿名配送できます)

 

BASE (NORTHERN SPIRIT 本店)

 

ヴァイキングマーケット (ヴァイキング時代のオンラインマーケット)

 

 

 

文フリ大阪では、別の短編か何か (スカルド詩の翻訳とか) を新刊として出せれば……と

考えています。

 

9月開催なのに、のんびりしてる感はありますが(笑)

コロナ禍で実際に開催されるかどうか、はっきりしないのも関係あるかも。

 

とにかく、新刊を出せるように頑張ります。

 

 

JAMIE