0日目★誕生の日★ | *超未熟児*560gで産まれた愛息子liko君の軌跡

*超未熟児*560gで産まれた愛息子liko君の軌跡

超早産・超未熟児で産まれた我が家の息子。
悪夢の様な出産から、NICUで10ヶ月半お世話になり、その後も色々ありましたが、現在3歳になりました。
生存率10%未満の現実を乗り越えたミラクルな息子の記録を思い返しながら綴っていきたいと思います。

前日は入院してすぐの診察で、内診の結果、指1本分くらい子宮口の開きを確認。
病室に通され、まもなく点滴での張り止めの治療が始まりました。
さらにに採血。
どうやら、筋腫が血液循環の関係で状態が悪くなり、感染症を起こしているとの事…
痛みも張りもそれが原因。
同時に感染症を抑える抗生物質の点滴も加わりました。
この時点で、
『24時間点滴生活!4週間は確実に入院!』
…と知り愕然(|| ゜Д゜)

お腹の赤ちゃんも心配だけど、日曜日、痛みで寝ていたのでまったく相手もせずに『ちょっとお腹が痛いから病院に行ってくるね』と別れてきた長女が気がかりでした。
でもこればっかりは義父母に任せて、治療に専念!←同居なんです家

炎症の為、熱も上がり、ますます張りも辛く、投薬も増える汗

『まだ出てきちゃダメ!なんの準備もできてないんだからー!!』と祈るように言い聞かせながら眠れぬ夜を痛みと共に過ごしました。
だけどやっぱり治まらない…。

お昼に診察した後は、なぜか豪華LDRに移動が決まっていました。

心臓がバクバクして、激しい動機と手の震えが出る張り止めの点滴も、私の身体の筋力を奪ってしまうほどのお薬も、その副作用だけをバッチリ見せてくれながら、お産の進行を防いでくれることはできませんでした。
子宮口はほぼ全開!
LDR内にはどこからか大勢のお医者さんやら助産師さんやらが集まって…ビビりました。

その他にNICUの小児科スタッフが8人くらい来たそうです。

と言うわけで…
6月23日、午後8時02分に男の子を出産しました。
23週と5日の超早産、560gの超低出生体重児。
小さいのは確実だし、長女のお産よりも軽いものになるだろう…と実は勝手に思ってたのが大間違いでした!
この時点で逆子ちゃんだったこともあるんだろうけど、何もかもが辛かった!
とにかく赤ちゃんに負担をかけない方向性を感じました。
これからの赤ちゃんの闘いを考えると私の痛みなんて…!と言ったところでしょうが(・・;)

そして長女の時には免れた会陰切開も今回はガッツリやられました(>_<)

幸い、母子共にリスクを想定しての病院選びをしていたので、NICUに関してはもう、スタッフを信頼してお任せするしかありません。
産まれた赤ちゃんの顔も見ることなく、大勢のスタッフに護衛されて猛スピードでNICUに運ばれていったそうです。
(パパぞう&おかん談。元気に足が動いてたとか!)

産後、様々な検査や処置を終えて、ようやく会えた我が子は当たり前ながらめちゃくちゃ小さい!
保育器の中で子宮内に近づけた環境を維持しながら、色々な機械の手助けを受けて懸命に生きていました。

あまりの展開に気持ちも準備もついていけてない私でしたが、身体の方は不思議なもので、ちょっぴりですが初乳の方も分泌が始まりました。
『赤ちゃんのためにも頑張らないと!』
と言う思いと、
『これからこの子は…?』と言う思いと…(>_<。)


そして、赤ちゃんと私を繋いでいた『臍帯』の一部を頂きました。
NICUに入ると、俗に言う『へその緒』は貰えないんだそうで、その代わりにこちらを…プレゼント
嬉しい心遣いでしたニコニコ