ニュージーランドにワーホリ中、何度か差別を受けた。
海外に行くと、自分が外国人なんですよね。
人種差別って今でもそこらじゅうであるもんなんだと気づかされた。
あるバッパーに長期滞在しているときには、あからさまにアジア人嫌いな白人女性がいた。
バッパーに長期滞在していれば、他の人と顔を合わせれば、普通は挨拶くらいしますよね。
その女性は、アジア人以外には自分から満面の笑顔で挨拶するけれど、
アジア人に対しては、決して自分から話しかけるどころか、挨拶すらしてこない。
でもこっちは人種差別なんて関係ない。
アジア人だからって無視されちゃあ腹が立つ!( ̄^ ̄)
だから、いつもこっちから 「Hello!」 って挨拶してた。
こっちから挨拶すれば、さすがに無視はしないけど、
もちろん満面の笑顔で挨拶を返してくれるわけでもなく、
めんどくさそうにいつも無表情で挨拶を返してきた。
あ~アジア人だからって理由でバカにされるんだ~
これが私が初めて受けた人種差別。
他にも、ニュージーランドの南島のある町で、普通に歩いていたら、
横を通りかかった車の中から、水をかけられそうになった。
車の中には若い男の子が何人か・・・
運よく水はかからなかったけど、その後ものすごく悲しい気分になった。
それ以外にも、ある町のバス停で長距離バスを待っているとき、
これまた通りかかった車の若者たちがこちらに向かい
わけのわからん奇声を発した。
いかにもバカにされているのがわかった。
クライストチャーチでも嫌がらせを受けた。
クライストチャーチは日本人を含め、アジア人も多いから
アジア人だからって嫌がらせをされるとは正直思っていなかった。
ある日の夜、日本人の友達と晩ごはんを食べようと
バッパーを出て町の中心街へ向かって歩いていた。
信号が赤だったので信号待ち。
しばらくして信号が青になったので歩き出そうとしたら、
すぐ横で赤信号で停まっていた車が思いっきりクラクションを鳴らしてきた。
「え!?青になったよね!?」
青になったと思ったけど勘違い!?と思って、
あせって信号をもう一度確認すると、やっぱりちゃんと青信号になっている。
どういうこと!?
思いっきりクラクションを鳴らされ、わけがわからず車のほうを見ると、
中にいた数人の若い男女がこちらを見て手をたたいて爆笑していた。
ほほおぉぉ。
嫌がらせか・・・
またアジア人差別か!!!( ̄∩ ̄#
こんな感じで私はニュージーランドで何度か嫌がらせを受けた。
言葉ではうまく表せないけど、
アジア人だからという理由で、嫌がらせをされたんだと確信している。
白人の若者たちのなかには、アジア人をバカにしている人も
実際たくさんいるんだなって思った。
私はこういった嫌がらせを受けるたび、腹も立つけど、
それ以上に悲しい気分になった。
私はニュージーランドが大好きだし、実際私がニュージーランドで出会い、
お世話になった人たちは本当に優しくてフレンドリーで
最高に素敵な人たちがたくさんいた。
大好きな国だからこそ、こういう差別があることが悲しかった。
その後ワーホリで行ったオーストラリアでは
下心満載のナンパは多かったけど、笑
不思議と差別や嫌がらせは受けたことはない。
海外へ行くと、いい思い出もあるし嫌な思い出もある。
全てひっくるめて、それが旅。
憧れや理想とはかけはなれた嫌な現実もあるけれど、
私はこれからもいろんな現実を見てみたいと思う。
一度きりの人生だから、せっかく地球に生きているんだから、
いろんな場所へ行っていろんなものを見たい。
いろんな人に会ってみたい。
人見知りだけどね・・・笑