数日前にカウンセリングを受けてきました。


時間制限があるので自分のことを話す時間が9割、アドバイスの時間が1割程となりました。


カウンセラーさんは時折り質問を投げかけながら、じっくりと話を聞いてくれました。


ブログを書いてきたおかげで私の歴史を時系列で話すことや、自己分析したことをスラスラと話せました。


それでも後になって「あのことを言わなかったな」や「これを聞きたかった」というのが出てきました。

冷静に話したつもりでも抜けているものです。


カウンセラーさんのアドバイスの中で私の心に刺さったものは私を楽にしてくれました。


要約すると、私も夫も悪いわけではなく、それぞれが抱える問題や性質があるだけで、どうにか出来ることと出来ないことがあるということ。


出来ることは自分のこと。

相手を変えようとしてもそれは相手の問題なので、本人に任せるしかないということ。


以前からこのことはブログや本を読んできて理解していましたが、具体的な夫の性質を元に話をされて、より腑に落ちることになりました。


夫の性格や特性を理解した上でのアドバイスは、わからなかった数式が解けるようになったのと同じように「だからなのかー!」と一段理解が広がったのです。


友達に愚痴を言うことはあっても、夫のことをほとんど知らない人から言われる言葉は私寄りになりますから、何も解決しないままただ夫を悪者にしてしまうだけでした。


夫と私の性質を理解した上で、否定のない言葉で貰えるアドバイスが私には必要でした。



一通り話を終えて、カウンセラーさんが私に出来ることを教えてくれました。


夫や他人の機嫌に振り回されない方法です。


私自身を変えるのではなく、私に出来る方法で回避することも出来るというものでした。


「空さんはアンテナを立てすぎなんですよ。旦那さんの様子に反応するアンテナが沢山ありすぎて、全てを拾ってしまうから疲れてしまうんです。少しずつでもそのアンテナを減らしていけたら振り回される事も減っていくのですよ」


「旦那さんが不機嫌な時は顔を見ないようにしてみてください。アンテナを減らすという意味です。旦那さんが不機嫌なのは旦那さんの問題なんですから、空さんは何も気にしなくても良いのですよ」


「空さんは察して欲しいのかもしれませんが、空さんの旦那さんの場合はそれが苦手だと思います。具体的に行動できることをお願いすることは出来ませんか?」


そして

「空さんが旦那さんの『嫌なことは嫌。したくないことはしない』ということにモヤモヤしてしまうのはそれが出来る旦那さんが羨ましいからなんです」


「そう!そうなんです!」

思わず大きく反応しました。


私に出来ないことを簡単にやってのける夫が羨ましくて恨めしいのだと私も思っていました。


「だから旦那さんは空さんのお手本でもあるんですよ」


『お手本かぁ…

私がそれをするようになったらまた不機嫌になるなぁ…

あ、その時は放っておけば良いのか…』

とグルグルしていると時間になりました。


「色々挑戦してみて、また辛くなったら予約したら良いですか?」

「そうしてください」

「空さんと旦那さんは凸と凹ですね。ピッタリ合うとまとまっているけれど、少しズレた時に歪になってしまってるだけなんですよ」


そう締めくくって今回のカウンセリングは終了となりました。


グルグルした理由を終わってから考えていると、肝心な自己肯定感を上げる方法について聞けなかったことに気付きました。


夫の機嫌に鈍感になって、自分の問題ではないと距離を置いて、夫自身が何とかするのを待つ。


これまでその時間が耐えられなかったのは、それをしても許される自分であると思えなかったから。


そこ大事なとこー!

何で相談しなかったんやろ!


と、後悔しましたが、まだ始まったばかりです。


私にとっては夫のことを少し理解した事が大きくて、夫を見る目が否定的にならなくなる事が自分の精神の安定に繋がっているように思います。


どう捉えるかで気持ちが変わる事を実感出来たことだけでも私には大きな一歩となりました。


躓いた時に頼れるところがある


何も心配いらない。


どうにかなる。


と、楽観的になれる自分が不思議でした。


いつまで安定していられるかなーとは思いますが、受けてみて良かったと思えたカウンセリングでした。