約3年間の不妊治療の末に

いま16週の第二子を妊娠中。


義母に不妊治療をしていると告白したけど

私がメソメソ泣いているから

赤ちゃんはお腹にやってこない

あんたが悪いのよ!と、

責められた気分にしかならなかった。



やっと義母の話も終わって解放された。

車で自分の自宅に帰る。

距離にして10程度の場所にある。


何も考えてないはずなのに

涙がポタポタ出て来た。


私が自宅に帰ると

旦那と息子はすでに家にいた。


涙は止まらない。

家に着いた途端

わぁーんわーぁーんって

声までできた。

壊れた機械みたいに 

涙と声が止まらなくて


息子に気づかれないように

走って寝室にこもった。


でもすぐに息子が追いかけて来て

「ママ、どうしたの?何かあったの?」


ごめんねーママお腹痛いんだ。

ちょっと寝るね!

と言った。


息子はまだ立っていて

「大丈夫?おかゆ作る?」って


大丈夫だよ!ありがとうね。


息子が寝室を出たら

次は旦那がやってくる


「どうしたの?なんかあった?

もしかして、うちの母親に何か言われたの?」


その通りです!

と、言いたかったけど言わなかった。


今日生理になった!

ほんとに顕微受精するんだなって

そう思ったら怖いし

悲しくなったの。

1人にして!


ってだけ言った。


そしたら旦那は

「ごめんね。」とだけ言って

寝室から出ていった。


不妊治療をしたことがない人に

この出れないトンネルの

暗さと辛さは分からないと思う。


実際に私は実姉に

この義母のコメントを相談した。

こんなこと言われて悲しいって。

いま寝室で1人で涙が止まらないって



そしたら姉が

「そうだよね。うるさくも聞こえるよね。

でも義母はあんたのために言ってるんだよ。


あんたのこと、どうでもよかったらここまで言わないでしょ。

義母は当たり前のことを言っている。

子どもが全てじゃ無いよ。

もう令和なんだよ。


子どもにすがる人生なんてみっともないよ。

あんたは不妊治療の怖さを分かってないのよ。私はこれで離婚した夫婦を何人も知っている。」


義母は私のために

こんなこと言ったんだろうか?


そうかもしれない。

でも結果は

私の気持ちをえぐるだけ

えぐってる。


映画で良くあるシーン。

1人は致命的な傷で瀕死の状態

かろうじて元気な片方が駆け寄る


「大丈夫だよ!君は助かる!大丈夫だから!

そうだ、元気になったらパナマに行こう。2人で葉巻を思いっきり吸って…」


死ぬと分かっていても

大丈夫だよ、と言い続けて

その後に夢まで持たせる。


そのすぐ後に

その致命的な瀕死の役の人は

安堵の表情を見せて

ふっと死んでしまう。


ほらさ、

こんな時だって希望を持たせるじゃん。


「君はもうだめだ!このまま死ぬ。

もう助からないんだよ。」とか

本当のこと言わなくない?


その人の状況と心境を考えたら

言わなくてもいいことって

あると思う。


義母が「不妊治療にのめり込まないで」と

言いたかったのかも知れない


でもその人にあった伝え方をしなきゃ

言い方一つで

相手はどれだけでも傷つく。


不妊治療は経験した人だけが分かる

悲しみにイライラに

不安に辛さがあると思う。


もし不妊治療をしているお友だちが、

不妊治療をしてないアナタに相談した場合、

たぶんアドバイスなんて求めてないと思う。


心を開いているから

アナタに話したには間違いない。


ただ苦しいこととか、

不安な気持ちを「うんうん」って

聞いてあげて欲しい。


話すだけで、聞いてもらえるだけで

楽になる時もあるから。