診察室を出て息子の顔を見て我に帰った。


とりあえずトイレに行って

おりものシートを変えて


お会計をして薬を貰ったら飲む。


そして近くのドラッグストアで

夜用ナプキンを買って

30分の帰りのドライブに備えなくっちゃ。


👦「ママー、お腹大丈夫なの?」

息子が心配してくれてる。


「お家でゆっくりした方が良いみたい。

 だから鯛焼き買わずに帰ってもいい?」


そうそう。

この日はスシローの後に

美味しい鯛焼き屋さんで

カスタードのたっぷり入った鯛焼きやを

買う予定だった。


👦「俺はもうお腹いっぱいだからいいよ。

  早く帰ろー」


優しい息子😭

私の尋常じゃない焦り具合に

気づいてるんだなー。


病院から100mぐらいのところに

ドラッグストアがあって

とりあえずナプキンに変えなくちゃ。

車をドラッグストアの駐車場に止めた。


車を止めた瞬間に

ドバーっと何かが出る。

立ち上がって車を出ると

まだジャーっと血が出る感覚がある。


自分が履いてるズボンを見たら

真っ赤だった。前も後ろも。


このまま、ドラッグストアに入るのも…

どうしょう。どうしょう。


「ママ、血がすごくて、私の代わりにナプキン買ってきてくれる?お店の女性の店員さんに夜用のナプキンどこですかって聞いて」


👦「分かった!行ってくるよ!待っててママ!」


走ってドラッグストアに行く息子。


小学生の息子にナプキン買わせるなんて🙏


あと15年して思い出したら恨まれるかも

まじごめん。アナタは救世主だわ。

ママを助けてくれて本当ありがとう。


待ってる間車で座って待つか…

外で立つて待ってるから…

その間にも血が出てる

お腹がいたい。


ふと、視線を感じる。

斜め後ろに止めた白い車の中にいる

60代ぐらいのおじさん。

奥さんがきっとドラッグストアの中で

買い物してるんだと思う。

私のことジロジロ、上から下から見てくる。


血をダラダラだして

息子にナプキン買いに行かせてたのも

聞いてたのか…

ほっといてよ。

こっち見ないでよ。


お腹痛い。

だめだ。痛すぎる。


息子が帰ってくるまで

待てないかもしれない。

とりあえずドラッグストアのトイレ!

トイレまで急いで歩いた。