ドキドキしながら内診台に乗って

先生が「はーい、診てみます」と、

経膣エコーが入る。


モニターに子宮の中の暗い映像が写されて

右に左に…

黒っぽいかたまり!

あ、赤ちゃんいるー😭ヨカッタ!


「赤ちゃん、ああこの辺りですね。」


🙎‍♀️「あー赤ちゃん無事なんですね!良かった。」


「はい、今は大丈夫です。でもまぁ…

 とりあえず隣のお部屋で詳しくお話します」


私には「赤ちゃんが無事✨」という事実に

下着を履いている時も涙が溢れそうでした。


ああ、きっとただの不正出血だから

心配無いですよーって

言われるんだ!

ああ、良かった私まだ大丈夫!って思ってた。


お着替えを済ませ、隣のお部屋に移動して

先生がさっきのエコー写真を見ながら


「うーん、あのねぇ。

今のところ赤ちゃんは無事ですが、

かなりの血の量が子宮に溜まってるんです。

これはかなりの量です。


この週数ではまずあまりあり得ないんです。

今回の症状は切迫流産という診断がつきます。


流産という言葉が入っていますが、

必ず流産するわけではありません。

流産してもおかしく無い状態です。


早めにお産を決めている病院を受診してください。

安静が必ず効くとはわかりませんが、

安静にして処方する止血剤を飲み切ってください。」


私の頭の中では「流産」という言葉がこだまして

先生が話してたことに集中できない。


赤ちゃん無事じゃ無いの?

危険なの?なんで??流産って?


なんで出血したかは特定できない。

染色体の異常かもしれない

後は赤ちゃん次第。


そんな話もされた。

だめだ、「流産」なんて言葉を聞いてしまって

頭を4、5回殴られた気分。

何を言われても「流産」って言葉が

頭の中をずっとこだましてる。


どうしょうどうしょう。










診察室を出たら

小学生の息子が広いロビーでちょこんと座ってた。


大人用の大きなスリッパを余らせて履いて

「ママー、大丈夫だった?」

心配そうな顔して私を見てた。


ああ、そうだ。

息子もいるし

しっかりしなくちゃ。