今回は夏川さんの最新シングル、

シャドウボクサーについて。


僕がどう受け取ったのかを書いていきます。


正解に辿り着いたというよりこう…

なんだろうな。


自分が納得する答えを見つけたくて、

それが一応形になったので。



夏川さんっぽいメロディーに、

夏川さんらしい歌い方。


そして何となく聞こえる歌詞も、

夏川さん節全開。


そんな新曲シャドウボクサーは、

これこれ、これが聴きたいのよー(*>△<)

なテンション爆上がり曲でした。


そしてケーブルサラダに入っていたとしても、

違和感全然無いんだよなぁ…でもありました。


何度も何度も聴いてメロディー馴染んできて、

歌詞も7割くらいは聴き取れるようになった頃、

ついに歌詞が見れるようになりました。


最近の夏川さん楽曲は歌詞聴き取れんですけど、

歌詞見ながら聴くと全部ハッキリそう言ってて、

全然違う形で頭の中に入ってくるんですよね。


僕は夏川さんの書く歌詞大好きっ子なので、

この段階でやっと魅力120%になるのです。


そしてその状態で聴くシャドウボクサーは、

グサグサと心に刺さって揺さぶってくれます。


メロディーと歌詞の一体化具合が凄くて、

流れるように紡がれながら意味もあって、

その相乗効果で訴えかけてくる。


歌詞の出来という意味では間違いなく、

今までで一番だと思いました。


というかこれはもうプロの領域だし、

夏川さんが書いてるからとか関係なく、

キャラクター性とか物語性とか飛び越えて、

普遍性を持った作品だよなぁと。









でも。



でもね。



全てが「夏川さんらしい」というのはつまり、

夏川椎菜が「完成」したってことでしょう。


それは本来喜ばしいことなのだと思いますけど、

「完成」なのかぁ…って、そう思う自分がいて。



伝えたいことを嘘なく自分の言葉で、

自分の好きな形で表現出来る。


こんな幸せなことってなかなか無いと思うので、

こうなれて良かったとも思うのですけど。



でも、でも、でも、でもね。



何かに挑戦していく夏川さんの、

姿勢とか向き合い方とかそういう部分が、

もう見れないのかーと思うと寂しくて。



「らしさ」全開ってことは驚きもなくて、

だからこう、エモくは無かったんですよ。

不意に既成概念をぶっ壊される瞬間。


そうきたかー(*>△<)って感動が。


まあ、こんなの勝手な話なんですけどね。

なかなか、割り切れない時間が続きました。




ノーリスク目指した結果の限界値

手応えなくたっていいじゃない!

何が普通もないってスタンスで



歌の中では「挑戦」を押し出しながら、

作品は「らしさ」に溢れてる。



ケーブルサラダの延長線にあるこの作品は、

むしろ「挑戦」を諦めているのでは…。



なんて考えてた時に、ハッとしたのです。



MVで何度も練習を積み重ねて、

でも何度も倒される夏川さんは、

最後もまた倒されちゃいます。



あれはただの「らしい」演出なんかじゃなく、

つまり今の夏川さんも倒されたってことで。



シャドウボクサー自体が今の状況に対しての、

カウンターになってるってことなのかなぁと。



前作で最強だったはずのヒーローが、

続編の最初に倒されちゃう。



倒されたけどヒーローは立ち上がって、

より強くなって最後はかっけぇヒーローになる。



シャドウボクサーという作品そのものが、

今の夏川へのカウンターパンチ。


今をぶっ倒して新しいを始めるための、

宣言的な立ち位置なのかなーと。



シャドウボクサーとはまだ形になっていない、

夏川さんが越えられていない何かで。



だからこれからもそこに挑戦していくし、

次は新しい夏川で攻めていくぜっていう、

そういうことなのかなぁって。



そうして全てが自分の中で繋がったとき。



何なんこの仕掛け、凄過ぎんか!!!


だから次のアルバムへの足がかりになる、

1発目のシングルがこれだったんか!!!



それをこんなにもスムーズにさりげなく、

作品に落としこんで普遍性も持たせて…。



エモが止まらんじゃないかーーー(*>△<)



ということで感じたこと勢いのままに、

ここまで書き殴りましたけど。


少しでも気持ちが伝わってたら嬉しいです。



7周年でも未完成。

完成したけどぶっ壊す。



そんな夏川さんのこれからが楽しみです!!


アーティストデビュー7週年という通過点を、

最高の形で駆け抜けてくれてありがとうです。